Javaの変数の使い方を完全ガイド!初心者でもわかる基本データ型の解説
生徒
「Javaで値を保存したりする方法ってどうするんですか?」
先生
「Javaでは、変数を使ってデータを保存することができます。今日は、よく使う変数について説明しますね。」
生徒
「変数って何ですか?また、どんな種類があるんですか?」
先生
「それでは、基本からしっかりと解説していきますね!」
1. 変数とは?
変数とは、データを保存するための「名前がついた箱」のようなものです。プログラムの中で値を保存したり、後から値を変更したりすることができます。例えば、ゲームの得点や商品の価格など、様々なデータを扱う際に使います。
2. よく使う変数の種類
Javaにはさまざまな種類の変数がありますが、初心者がまず覚えておくべきなのはString、int、booleanの3つです。それぞれの用途と使い方を見ていきましょう。
2.1 String型 - 文字列を扱う
String型は、文字の集まりを扱うための変数です。例えば、名前やメッセージなどを保存するのに使います。次のコード例を見てみましょう。
public class VariableExample {
public static void main(String[] args) {
String greeting = "こんにちは、Java!";
System.out.println(greeting);
}
}
このコードでは、greetingという変数に「こんにちは、Java!」という文字列が保存されています。実行すると、次のように表示されます。
こんにちは、Java!
2.2 int型 - 整数を扱う
int型は、整数を扱うための変数です。数値を保存する場合に使います。たとえば、年齢や商品の価格などのデータを格納します。
public class VariableExample {
public static void main(String[] args) {
int age = 25;
System.out.println("年齢: " + age);
}
}
このコードでは、ageという変数に25という数値が保存されています。実行すると、次のように表示されます。
年齢: 25
2.3 boolean型 - 真偽値を扱う
boolean型は、true(真)またはfalse(偽)の2つの値だけを扱う変数です。条件を判定するのに役立ちます。次の例を見てください。
public class VariableExample {
public static void main(String[] args) {
boolean isJavaFun = true;
System.out.println("Javaは楽しい: " + isJavaFun);
}
}
このコードでは、isJavaFunという変数にtrueが保存されています。実行すると、次のように表示されます。
Javaは楽しい: true
3. 変数の宣言と初期化
変数を使う際には、まず宣言と初期化が必要です。宣言とは変数の名前と型を指定すること、初期化とはその変数に初期の値を設定することです。これを一度に行うこともできます。
public class VariableExample {
public static void main(String[] args) {
String name; // 宣言
name = "田中"; // 初期化
int score = 90; // 宣言と初期化を同時に
System.out.println("名前: " + name);
System.out.println("スコア: " + score);
}
}
このコードでは、nameという変数を宣言し、あとで「田中」という文字列を設定しています。また、scoreという変数は宣言と初期化を同時に行っています。
名前: 田中
スコア: 90
4. 基本データ型の一覧とサイズ・扱える範囲
Javaの基本データ型(プリミティブ型)は8種類です。メモリ使用量や扱える範囲を理解すると、最適な型を選びやすくなります。
| 型 | ビット数 | 主な範囲/概要 | 例 |
|---|---|---|---|
byte | 8 | -128 ~ 127 | byte b = 100; |
short | 16 | -32,768 ~ 32,767 | short s = 30000; |
int | 32 | -2,147,483,648 ~ 2,147,483,647 | int n = 123456; |
long | 64 | 非常に大きな整数 | long L = 10000000000L; |
float | 32 | 小数(単精度) | float f = 3.14f; |
double | 64 | 小数(倍精度・基本) | double d = 3.14; |
char | 16 | Unicode 1文字 | char c = 'あ'; |
boolean | ― | true / false | boolean ok = true; |
BigDecimalの利用を検討します。まとめ
本記事では、Javaの変数について、初心者向けに基本的な概念から実践的な使い方までを解説しました。変数とは、データを保存する「名前がついた箱」であり、プログラムを作成する上で欠かせない要素です。特に、String型、int型、boolean型といった基本的なデータ型について詳しく説明しました。 また、変数の宣言と初期化の重要性、そしてそれを一度に行う方法を具体例とともに紹介しました。これらをマスターすることで、Javaプログラムでデータを効率的に扱うスキルを身につけることができます。 手順に沿ってコードを実行することで、変数がどのように機能するのかを確認し、実践的な理解を深めましょう。
public class VariableRecap {
public static void main(String[] args) {
String message = "Javaの変数について学びました!";
int examples = 3;
boolean understood = true;
System.out.println(message);
System.out.println("例の数: " + examples);
System.out.println("内容を理解した: " + understood);
}
}
上記のコード例では、学んだ内容をString型、int型、boolean型でまとめています。それぞれの変数がどのように機能するかを復習するのに役立ちます。
生徒
「先生、変数の使い方がよく分かりました!特に、型ごとに使い分ける方法が勉強になりました。」
先生
「それは良かったです。変数はプログラムの基本中の基本ですので、しっかりと理解しておきましょう。」
生徒
「boolean型が条件判定に使えることが特に便利だと感じました。」
先生
「そうですね。条件分岐や繰り返しの中で、boolean型は非常に役立ちますよ。次回は、これを使った条件分岐のプログラムを学びましょう。」
生徒
「ぜひやってみたいです!今日学んだ内容を忘れないうちに復習しておきます。」