カテゴリ: Java 更新日: 2026/01/09

JavaのThreadクラスjoinメソッドを完全ガイド!初心者でもわかるスレッド制御の基本

Threadのjoinメソッド
Threadのjoinメソッド

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Javaでスレッドを使っているときに、処理の順番を制御する方法ってありますか?」

先生

「はい、そのときに役立つのがThreadクラスのjoinメソッドです。java.langパッケージに含まれていて、スレッドの終了を待つことができますよ。」

生徒

「スレッドの終了を待つって具体的にどういうことなんでしょうか?」

先生

「それでは、初心者でも分かるようにjoinメソッドの基本から実際のサンプルコードまで説明していきましょう。」

1. joinメソッドとは?

「1. joinメソッドとは?」の重要ポイントを、初心者の方にも分かりやすく簡潔に解説します。

1. joinメソッドとは?
1. joinメソッドとは?

joinメソッドは、あるスレッドが終了するまで他のスレッドを待機させるためのメソッドです。例えばメインスレッドがサブスレッドの処理を待ちたいときに使われます。もしjoinを使わなければ、スレッドが同時並行で動くため、処理の順番が予測しにくくなります。これに対してjoinを使うと「このスレッドが終わるまで待ってから次に進む」といった制御が可能になります。

2. joinメソッドの基本的な使い方

2. joinメソッドの基本的な使い方
2. joinメソッドの基本的な使い方

基本的な使い方はとてもシンプルです。対象のスレッドに対してjoinを呼び出すだけです。これにより呼び出し元スレッドは対象のスレッドが終了するまで待機します。


public class JoinExample {
    public static void main(String[] args) throws InterruptedException {
        Thread worker = new Thread(() -> {
            for (int i = 1; i <= 3; i++) {
                System.out.println("作業中: " + i);
                try {
                    Thread.sleep(500);
                } catch (InterruptedException e) {
                    e.printStackTrace();
                }
            }
        });

        worker.start();
        worker.join();
        System.out.println("全ての作業が終わりました");
    }
}

作業中: 1
作業中: 2
作業中: 3
全ての作業が終わりました

3. joinメソッドを使わない場合との違い

3. joinメソッドを使わない場合との違い
3. joinメソッドを使わない場合との違い

joinを使わない場合、メインスレッドはサブスレッドの処理を待たずに先に進みます。その結果、処理の順番が前後することがあります。例えば下記のようにjoinを省略すると「全ての作業が終わりました」が途中で出力されてしまうことがあります。


public class NoJoinExample {
    public static void main(String[] args) {
        Thread worker = new Thread(() -> {
            for (int i = 1; i <= 3; i++) {
                System.out.println("作業中: " + i);
                try {
                    Thread.sleep(500);
                } catch (InterruptedException e) {
                    e.printStackTrace();
                }
            }
        });

        worker.start();
        System.out.println("全ての作業が終わりました");
    }
}

全ての作業が終わりました
作業中: 1
作業中: 2
作業中: 3

4. joinメソッドに引数を指定する使い方

「4. joinメソッドに引数を指定する使い方」の重要ポイントを、初心者の方にも分かりやすく簡潔に解説します。

4. joinメソッドに引数を指定する使い方
4. joinメソッドに引数を指定する使い方

joinには引数を渡すことができ、ミリ秒単位で待機時間を指定できます。この場合、指定した時間だけ待ち、その後は対象スレッドが終了していなくても次の処理に進みます。長時間処理のスレッドを完全に待たずに制御したいときに便利です。


public class JoinTimeoutExample {
    public static void main(String[] args) throws InterruptedException {
        Thread worker = new Thread(() -> {
            try {
                Thread.sleep(3000);
                System.out.println("重い処理が終了しました");
            } catch (InterruptedException e) {
                e.printStackTrace();
            }
        });

        worker.start();
        worker.join(1000);
        System.out.println("1秒待ったので次の処理に進みます");
    }
}

1秒待ったので次の処理に進みます
重い処理が終了しました

5. joinメソッドと複数スレッドの組み合わせ

5. joinメソッドと複数スレッドの組み合わせ
5. joinメソッドと複数スレッドの組み合わせ

複数のスレッドを順番に実行したいときもjoinが役立ちます。例えば三つのスレッドを順番に動かしたい場合、それぞれに対してjoinを呼び出すことで制御が可能です。


public class MultiJoinExample {
    public static void main(String[] args) throws InterruptedException {
        Thread t1 = new Thread(() -> System.out.println("スレッド1終了"));
        Thread t2 = new Thread(() -> System.out.println("スレッド2終了"));
        Thread t3 = new Thread(() -> System.out.println("スレッド3終了"));

        t1.start();
        t1.join();

        t2.start();
        t2.join();

        t3.start();
        t3.join();

        System.out.println("全てのスレッドが終了しました");
    }
}

スレッド1終了
スレッド2終了
スレッド3終了
全てのスレッドが終了しました

6. joinメソッドを使うときの注意点

6. joinメソッドを使うときの注意点
6. joinメソッドを使うときの注意点

joinを使うと処理の順番を制御できますが、過度に利用するとスレッドの利点である並列処理が損なわれる場合があります。すべてのスレッドにjoinをかけてしまうと、結果的に逐次処理と同じになってしまいます。また、長時間のスレッドをjoinで完全に待機するとアプリケーション全体が停止しているように見えることもあるため、タイムアウト付きのjoinをうまく活用するのが良いです。

7. java.langパッケージとThreadクラスの位置づけ

「7. java.langパッケージとThreadクラスの位置づけ」の重要ポイントを、初心者の方にも分かりやすく簡潔に解説します。

7. java.langパッケージとThreadクラスの位置づけ
7. java.langパッケージとThreadクラスの位置づけ

java.langパッケージはJavaで最も基本となるクラス群を含んでいます。StringやMath、Objectと並んでThreadは重要な役割を担っています。その中でもjoinメソッドはスレッド制御の基礎であり、シンプルでありながら実用的なメソッドとして多くのアプリケーション開発で利用されています。

カテゴリの一覧へ
新着記事
New1
Java
JavaのBufferedOutputStreamクラスの使い方を完全ガイド!初心者でもわかる効率的なファイル書き込み
更新記事
New2
Java
Javaのsealedクラス(シール・クラス)とは?継承を制御する新機能をやさしく解説
更新記事
New3
Spring
JavaのSpringで使う@Pastアノテーションを徹底解説!初心者向け日付バリデーション入門
更新記事
New4
Java
JavaのLocalDate.withメソッドの使い方を完全ガイド!初心者でもわかる日付の変更方法
更新記事
人気記事
No.1
Java&Spring記事人気No1
Spring
Spring BootとJavaの互換性一覧!3.5/3.4/3.3はJava 21・17に対応してる?
No.2
Java&Spring記事人気No2
JSP
JSPの基本タグ一覧と使い方まとめ!実務で使えるタグを紹介
No.3
Java&Spring記事人気No3
Spring
Springの@Serviceアノテーションの使い方を徹底解説!初心者でもわかるSpring フレームワーク入門
No.4
Java&Spring記事人気No4
Java
Java開発環境「Eclipse(Pleiades)」のインストール方法とメリットを初心者向けに解説
No.5
Java&Spring記事人気No5
Java
JavaのIOExceptionクラス徹底解説!初心者向けファイル入出力エラー対策ガイド
No.6
Java&Spring記事人気No6
Spring
Spring BootのMultipartFile入門:ファイルアップロード・ダウンロードの実装方法と制限設定
No.7
Java&Spring記事人気No7
Java
JavaのRuntimeExceptionを完全解説!初心者でもわかるjava.langパッケージの基礎
No.8
Java&Spring記事人気No8
Servlet
JavaのHttpSessionを徹底解説!初心者でもわかるセッション管理の基本