カテゴリ: Java 更新日: 2026/04/05

JavaのThreadクラスのrunメソッドを徹底解説!初心者でもわかるマルチスレッドの基本

Threadのrunメソッド
Threadのrunメソッド

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Javaでスレッドを使うときにrunメソッドってよく出てくるんですけど、これは何をしているんですか?」

先生

runメソッドは、スレッドの中で実行したい処理を記述する場所なんです。つまり、スレッドが動き始めたときにこの中の処理が走る仕組みです。」

生徒

「じゃあ、startメソッドとはどう違うんですか?」

先生

「いいところに気づきましたね。実はstartメソッドが新しいスレッドを作って、そのスレッドの中でrunメソッドを呼び出すんです。」

1. java.langパッケージに含まれるThreadクラス

「1. java.langパッケージに含まれるThreadクラス」の重要ポイントを、初心者の方にも分かりやすく簡潔に解説します。

1. java.langパッケージに含まれるThreadクラス
1. java.langパッケージに含まれるThreadクラス

Javaのjava.langパッケージは、プログラムを書くうえで欠かせない基本的なクラスが集まった場所です。その中でもThreadクラスは並行処理やマルチスレッドプログラミングを学ぶ上で重要です。初心者が最初に「同時に処理を動かしたい」と思ったときに必ず出てくるのがこのクラスです。

2. runメソッドとは?

2. runメソッドとは?
2. runメソッドとは?

Threadクラスのrunメソッドは、スレッドが実際に実行する処理を記述するメソッドです。プログラマがスレッドごとに違う動きをさせたい場合、このrunメソッドをオーバーライドして使います。

例えば、ファイルを読み込む処理や計算を行う処理をrunメソッドに書いておけば、そのスレッドが動き始めると自動的に実行されるわけです。

3. runメソッドの基本的な使い方

3. runメソッドの基本的な使い方
3. runメソッドの基本的な使い方

まずはThreadクラスを継承してrunメソッドをオーバーライドする例を見てみましょう。


public class MyThread extends Thread {
    public void run() {
        System.out.println("スレッドが動いています!");
    }

    public static void main(String[] args) {
        MyThread thread = new MyThread();
        thread.start();
    }
}

スレッドが動いています!

この例では、runメソッドの中に「スレッドが動いています!」という処理を書いています。実際にはstartメソッドを呼び出すことで、JVMが新しいスレッドを作り、その中でrunが実行されます。

4. runメソッドを直接呼び出すとどうなる?

「4. runメソッドを直接呼び出すとどうなる?」の重要ポイントを、初心者の方にも分かりやすく簡潔に解説します。

4. runメソッドを直接呼び出すとどうなる?
4. runメソッドを直接呼び出すとどうなる?

初心者がよく間違えるのは、startを使わずにrunを直接呼び出してしまうことです。この場合、新しいスレッドは作成されず、ただの通常メソッド呼び出しになります。そのため並行処理にはなりません。


public class RunExample {
    public static void main(String[] args) {
        Thread t = new Thread() {
            public void run() {
                System.out.println("新しいスレッドではなく普通のメソッド実行です");
            }
        };
        t.run(); // スレッド開始ではなく、単なる呼び出し
    }
}

新しいスレッドではなく普通のメソッド実行です

このように、正しい並行処理を行いたい場合は必ずstartメソッドを使いましょう。

5. Runnableインターフェースとrunメソッド

5. Runnableインターフェースとrunメソッド
5. Runnableインターフェースとrunメソッド

Threadクラスを継承せずに、Runnableインターフェースを使ってスレッド処理を書くこともできます。この場合もrunメソッドを実装する必要があります。


public class RunnableExample implements Runnable {
    public void run() {
        System.out.println("Runnableのrunが実行されています");
    }

    public static void main(String[] args) {
        Thread thread = new Thread(new RunnableExample());
        thread.start();
    }
}

Runnableのrunが実行されています

このようにRunnableを利用することで、より柔軟にスレッド処理を組み立てることができます。

6. runメソッドとstartメソッドの関係

6. runメソッドとstartメソッドの関係
6. runメソッドとstartメソッドの関係

ここまでの解説をまとめると、runメソッドは「スレッドの中で実行する処理」を書く場所であり、startメソッドは「新しいスレッドを開始してrunを呼び出す役割」を担っています。

したがって、スレッドを正しく動かすには両方の仕組みを理解することが大切です。特に、初心者が「runを直接呼んでもスレッドにならない」という点を押さえておくとトラブルを避けられます。

7. 実際の利用シーン

「7. 実際の利用シーン」の重要ポイントを、初心者の方にも分かりやすく簡潔に解説します。

7. 実際の利用シーン
7. 実際の利用シーン

runメソッドは様々な場面で使われます。例えば、チャットアプリでメッセージを受信し続ける処理を走らせたり、ゲームでキャラクターの動きを制御したり、サーバーアプリで複数の接続を並行して処理したりといったケースです。

どの場面でも「スレッドの中で実行する処理」を書くのがrunメソッドの役割です。理解しておくと、より複雑なアプリケーションを作れるようになります。

8. runメソッドの注意点

8. runメソッドの注意点
8. runメソッドの注意点

最後に、初心者が特に気をつけたいポイントを整理します。runを直接呼ばないこと、スレッドの中で重たい処理をすると全体の動作に影響すること、例外処理をしっかり行うことです。

スレッドプログラミングは便利ですが、誤った使い方をするとバグやパフォーマンス低下につながります。そのため、runメソッドには責任を持って処理を書くことが大切です。

カテゴリの一覧へ
新着記事
New1
Java
JavaのRuntimeExceptionを完全解説!初心者でもわかるjava.langパッケージの基礎
更新記事
New2
Java
Javaのラムダ式で配列を扱う!Arrays.streamの基本と注意点を初心者向けに解説
更新記事
New3
Spring
SpringのPageableとSortでページング一覧APIを最短実装!初心者向け完全ガイド
更新記事
New4
Spring
JavaのSpringで使う@NotNullアノテーションを完全解説!初心者でも理解できる入力チェックの基本
更新記事
人気記事
No.1
Java&Spring記事人気No1
Spring
Spring BootとJavaの互換性一覧!3.5/3.4/3.3はJava 21・17に対応してる?
No.2
Java&Spring記事人気No2
Java
Java開発環境「Eclipse(Pleiades)」のインストール方法とメリットを初心者向けに解説
No.3
Java&Spring記事人気No3
Spring
Springの@Componentアノテーションの使い方を徹底解説!初心者でもわかるSpring Boot入門
No.4
Java&Spring記事人気No4
Spring
Thymeleaf(タイムリーフ)入門!初心者でもわかるSpring Bootとテンプレートエンジンの使い方
No.5
Java&Spring記事人気No5
Spring
Spring BootのJakarta移行ガイド!初心者向けjavax→jakarta変更ポイント徹底解説
No.6
Java&Spring記事人気No6
Spring
Spring BootのMultipartFile入門:ファイルアップロード・ダウンロードの実装方法と制限設定
No.7
Java&Spring記事人気No7
JSP
JSPの基本タグ一覧と使い方まとめ!実務で使えるタグを紹介
No.8
Java&Spring記事人気No8
Java
Javaの@SuppressWarningsアノテーションの使い方を完全ガイド!初心者でもわかる警告の抑制方法