カテゴリ: Java 更新日: 2026/01/12

JavaのIntegerクラスの使い方を完全ガイド!初心者でもわかる整数操作

Integerクラス
Integerクラス

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「先生、Javaで整数を扱うときにintをよく使いますけど、Integerクラスって何のためにあるんですか?」

先生

「良いところに気づきましたね。Integerクラスはintのラッパークラスで、より多くの便利な機能を持っているんですよ。」

生徒

「ラッパークラスってどういうことですか?普通のintと何が違うんでしょうか?」

先生

「それでは、intとIntegerの違いや、Integerクラスの便利な使い方を順番に解説していきましょう。」

1. java.langパッケージとIntegerクラスとは

1. java.langパッケージとIntegerクラスとは
1. java.langパッケージとIntegerクラスとは

Javaのjava.langパッケージは自動的にインポートされる基本的なクラス群を提供しています。その中でもIntegerクラスは、プリミティブ型のintをオブジェクトとして扱えるようにするラッパークラスです。これにより、intの値をオブジェクトとして格納したり、文字列との変換を簡単に行ったりすることができます。

2. intとIntegerの違い

2. intとIntegerの違い
2. intとIntegerの違い

Javaではintはプリミティブ型であり、計算速度が速くメモリ効率も良いのが特徴です。一方でIntegerはオブジェクトとして扱えるため、コレクションフレームワークに格納できる、メソッドを呼び出せるなどの利点があります。Java5以降はオートボクシングとアンボクシングにより、intとIntegerの変換を自動で行ってくれるため、開発者は意識せずに両方を扱うことが可能になっています。

3. Integerクラスの基本的な生成方法

3. Integerクラスの基本的な生成方法
3. Integerクラスの基本的な生成方法

Integerオブジェクトはnewで作成する方法もありますが、通常はvalueOfメソッドやオートボクシングを利用します。推奨されるのはvalueOfで、内部的なキャッシュを利用するため効率が良いです。


public class IntegerExample {
    public static void main(String[] args) {
        Integer num1 = Integer.valueOf(100);
        Integer num2 = 200; // オートボクシング
        int primitive = num1; // アンボクシング
        System.out.println("num1: " + num1);
        System.out.println("num2: " + num2);
        System.out.println("primitive: " + primitive);
    }
}

num1: 100
num2: 200
primitive: 100

4. Integerクラスの主なメソッド

4. Integerクラスの主なメソッド
4. Integerクラスの主なメソッド

Integerクラスには便利なメソッドが多数用意されています。特に初心者が覚えておきたい代表的なものを紹介します。

  • parseInt(String s):文字列をint型に変換する
  • valueOf(String s):文字列をIntegerオブジェクトに変換する
  • toString(int i):intを文字列に変換する
  • compare(int x, int y):二つの整数を比較する
  • MAX_VALUE:intの最大値(2,147,483,647)
  • MIN_VALUE:intの最小値(-2,147,483,648)

5. 文字列と数値の変換

5. 文字列と数値の変換
5. 文字列と数値の変換

アプリケーション開発では、文字列を整数に変換する場面が多くあります。そのときに活躍するのがInteger.parseIntです。また逆に整数を文字列に変換するときはInteger.toStringを使います。


public class ConversionExample {
    public static void main(String[] args) {
        String str = "123";
        int num = Integer.parseInt(str);
        String text = Integer.toString(num);
        System.out.println("数値: " + num);
        System.out.println("文字列: " + text);
    }
}

数値: 123
文字列: 123

6. 整数の比較と等号判定

6. 整数の比較と等号判定
6. 整数の比較と等号判定

equalsメソッドはオブジェクトの等価性を判定し、==演算子は参照の比較を行います。そのため、Integer同士を比較する場合はequalsを使うのが基本です。ただし、小さな値(-128から127)はキャッシュされるため、==でも同じ結果になることがありますが、混乱を避けるためにequalsを推奨します。


Integer a = 100;
Integer b = 100;
System.out.println(a == b); // true (キャッシュのため)
System.out.println(a.equals(b)); // true

7. 実践的な活用例

7. 実践的な活用例
7. 実践的な活用例

Integerクラスはデータベースとのやり取り、ユーザー入力の数値変換、コレクションへの格納など様々な場面で使われます。例えば、Webアプリケーションでフォームから送られてきた文字列を整数に変換して処理する際には必ず利用されます。また、最大値や最小値の定数を利用することで範囲チェックを簡単に実装できます。

まとめ

まとめ
まとめ

Integerクラスを通して学んだ整数操作の全体像

ここまで、JavaにおけるIntegerクラスの使い方について、int型との違いから基本的な生成方法、代表的なメソッド、文字列と数値の変換、比較方法、実践的な利用シーンまで順を追って解説してきました。Integerクラスは単なる整数の箱ではなく、Javaプログラミングにおいて非常に重要な役割を持つ存在です。プリミティブ型であるintは高速で軽量ですが、オブジェクトとして扱えないという制約があります。一方でIntegerクラスを使うことで、整数をオブジェクトとしてコレクションに格納したり、メソッドを利用したり、文字列との相互変換を簡単に行うことができます。

特に初心者がつまずきやすいポイントとして、オートボクシングとアンボクシングの仕組み、==演算子とequalsメソッドの違いがあります。Java5以降では、intとIntegerの変換は自動で行われるため、コードは簡潔になりますが、その裏側で何が起きているのかを理解しておくことが重要です。仕組みを理解していないと、比較結果が意図しないものになったり、思わぬバグにつながることがあります。

Integerクラスのメソッドを活用する意義

Integerクラスには、parseIntやvalueOf、toString、compareといった、日常的な開発で頻繁に使われるメソッドが用意されています。ユーザー入力やファイル読み込み、Webフォームの値は多くの場合文字列として扱われるため、それを安全に整数へ変換する処理は欠かせません。Integer.parseIntを使えば、文字列からint型へ変換でき、Integer.valueOfを使えばIntegerオブジェクトとして扱うことができます。

また、MAX_VALUEやMIN_VALUEといった定数は、整数の範囲チェックや入力値の検証を行う際に非常に便利です。これらを活用することで、数値がint型の範囲内に収まっているかどうかを簡潔に判定でき、堅牢なプログラムを書くことができます。こうした基本的な知識の積み重ねが、実務で通用するJavaスキルにつながっていきます。

まとめとしてのサンプルプログラム

最後に、これまで学んだ内容を振り返る意味で、Integerクラスの代表的な使い方をまとめたサンプルプログラムを確認してみましょう。生成、変換、比較といった基本操作が一通り含まれています。


public class IntegerSummaryExample {
    public static void main(String[] args) {
        // Integerの生成
        Integer number1 = Integer.valueOf(50);
        Integer number2 = 50;

        // 文字列と数値の変換
        String input = "300";
        int parsed = Integer.parseInt(input);
        Integer boxed = Integer.valueOf(parsed);

        // 比較処理
        boolean resultEquals = number1.equals(number2);
        int compareResult = Integer.compare(number1, boxed);

        System.out.println("number1とnumber2は等しいか: " + resultEquals);
        System.out.println("number1とboxedの比較結果: " + compareResult);
        System.out.println("最大値: " + Integer.MAX_VALUE);
        System.out.println("最小値: " + Integer.MIN_VALUE);
    }
}

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「Integerクラスって、最初はintと何が違うのかよく分からなかったんですけど、オブジェクトとして扱えるっていう点が大きな違いなんですね。」

先生

「その通りです。特にコレクションや文字列変換ではIntegerクラスが欠かせません。intだけではできないことがたくさんあります。」

生徒

「オートボクシングのおかげで、あまり意識せずに書けるのも便利ですね。でも、==とequalsの違いは注意しないといけないと感じました。」

先生

「そこに気づけたのは大きな成長ですよ。仕組みを理解して使えば、Integerクラスはとても心強い味方になります。」

生徒

「これからは、文字列を数値に変換するときや、データをリストに入れるときに、Integerクラスを意識して使ってみます。」

先生

「ぜひ実際に手を動かして試してみてください。基本をしっかり押さえることが、Javaプログラミング上達への近道ですよ。」

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