カテゴリ: Servlet 更新日: 2026/01/09
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JavaのHttpServletRequestWrapperとgetContextPathメソッドを完全解説!初心者向けサーブレット開発ガイド

HttpServletRequestWrapperのgetContextPathメソッド
HttpServletRequestWrapperのgetContextPathメソッド

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Javaのサーブレットで、自分のWebアプリケーションのパスを取得する方法ってありますか?」

先生

「ありますよ。HttpServletRequestWrappergetContextPathメソッドを使うと、そのWebアプリケーションがどのコンテキストパスに配置されているかがわかります。」

生徒

「それって具体的にはどんなときに使うんですか?」

先生

「それでは、初心者向けにわかりやすく解説していきましょう!」

1. javax.servlet.httpパッケージについて

1. javax.servlet.httpパッケージについて
1. javax.servlet.httpパッケージについて

JavaでWebアプリケーションを開発する際には、javax.servlet.httpパッケージをよく使用します。このパッケージには、HTTP通信を扱うために必要なクラスやインターフェースが豊富に用意されています。

HttpServletHttpServletRequestHttpServletResponseなどがその代表例です。今回紹介するHttpServletRequestWrapperもこのパッケージに含まれており、リクエストの処理をカスタマイズしたいときに役立つクラスです。

2. HttpServletRequestWrapperクラスとは

2. HttpServletRequestWrapperクラスとは
2. HttpServletRequestWrapperクラスとは

HttpServletRequestWrapperは、HttpServletRequestを継承したラッパークラスで、既存のリクエストの動作を部分的に上書きしたり追加したりしたいときに使います。

リクエストヘッダーの変更や、リクエストパラメータの加工、セキュリティチェックの追加など、さまざまなカスタマイズに対応できます。HttpServletRequestと同じメソッドが使えるため、初心者でも扱いやすいクラスです。

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3. getContextPathメソッドの役割

3. getContextPathメソッドの役割
3. getContextPathメソッドの役割

getContextPathメソッドは、現在アクセスされているWebアプリケーションのコンテキストパス(ルートパス)を返してくれるメソッドです。

例えば、URLがhttp://localhost:8080/myapp/index.jspだった場合、getContextPathの戻り値は/myappとなります。アプリケーションのルートURLを動的に取得したいときに非常に便利です。

4. getContextPathの使いどころ

4. getContextPathの使いどころ
4. getContextPathの使いどころ

getContextPathメソッドは以下のような場面で役立ちます:

  • HTMLのリンクやフォームのアクションにアプリケーションのルートパスを動的に埋め込みたいとき
  • 複数のWebアプリケーションを同一サーバーで動かしているときに、アプリケーションごとにパスを切り替える必要があるとき
  • ログ出力やデバッグ用に、アクセスされたコンテキストパスを記録しておきたいとき

特にフロントエンドのリンク生成時には、ハードコーディングせずにgetContextPathで取得した値を使うことで、移植性の高いコードが書けます。

5. HttpServletRequestWrapperでgetContextPathを使う例

5. HttpServletRequestWrapperでgetContextPathを使う例
5. HttpServletRequestWrapperでgetContextPathを使う例

それでは、HttpServletRequestWrapperを使って、getContextPathの値を取得するJavaサーブレットのサンプルコードを見てみましょう。


@WebServlet("/context-check")
public class ContextPathServlet extends HttpServlet {
    @Override
    protected void doGet(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response)
            throws ServletException, IOException {

        HttpServletRequestWrapper wrapper = new HttpServletRequestWrapper(request);
        String contextPath = wrapper.getContextPath();

        response.setContentType("text/plain; charset=UTF-8");
        response.getWriter().println("アプリケーションのコンテキストパスは: " + contextPath);
    }
}

6. getContextPathの実行結果例

6. getContextPathの実行結果例
6. getContextPathの実行結果例

WebアプリケーションがTomcatサーバーで/myappという名前で動作しており、次のURLでアクセスしたとします。

http://localhost:8080/myapp/context-check

このときの出力結果は以下のようになります。


アプリケーションのコンテキストパスは: /myapp

ルートに配置されたアプリケーションの場合、つまりROOTディレクトリとして動かしている場合は、出力は空文字列""になります。


アプリケーションのコンテキストパスは: 

7. 初心者が気をつけるポイント

7. 初心者が気をつけるポイント
7. 初心者が気をつけるポイント

getContextPathで取得できる値は、アプリケーションのURL構造を把握するうえでとても重要です。アプリケーションをサーバーにデプロイする際、設定によってコンテキストパスが変わる場合もあるため、絶対パスでリンクを書くよりも、getContextPathで取得した値を利用する方が安全です。

また、getRequestURIgetServletPathなどと混同しないように、用途や返される値の違いをきちんと整理しておきましょう。

8. Webアプリケーション開発での活用例

8. Webアプリケーション開発での活用例
8. Webアプリケーション開発での活用例

例えば、JavaのJSPやHTMLで画像ファイルやスタイルシート、JavaScriptなどのリソースファイルを読み込むとき、getContextPathを使って動的にルートパスを指定すると、環境の違いに強いWebページが作れます。

以下はJSPでgetContextPathを使ってCSSファイルのパスを指定する例です。


<link rel="stylesheet" href="${pageContext.request.contextPath}/css/style.css">

このようにしておけば、アプリケーションをどのパスに配置してもリンクが正しく動作します。Java ServletやJSPでWebアプリを作る初心者にとって、getContextPathの使い方をしっかり理解しておくことはとても大切です。

まとめ

まとめ
まとめ

HttpServletRequestWrapperとgetContextPathの理解を整理しよう

この記事では、Javaのサーブレット開発において重要な役割を持つ HttpServletRequestWrappergetContextPathメソッドについて、 基本から実践的な使い方まで段階的に解説してきました。 Webアプリケーション開発では、URLやパスを正しく扱うことが非常に重要であり、 コンテキストパスを正確に取得できるかどうかで、 アプリケーションの保守性や移植性が大きく変わってきます。

HttpServletRequestWrapperは、既存のHttpServletRequestを包み込む形で拡張できるクラスで、 フィルタやサーブレットの中でリクエスト情報を加工・補正したいときに活躍します。 その中でもgetContextPathは、 現在動作しているWebアプリケーションのルートパスを取得できるため、 動的なURL生成やリンク作成に欠かせないメソッドです。

getContextPathを使うメリットと実務での重要性

getContextPathを使う最大のメリットは、 Webアプリケーションの配置場所に依存しないコードを書ける点にあります。 開発環境では/myapp、本番環境では別のパスでデプロイされるといったケースは珍しくありません。 そのような場合でも、パスをハードコーディングせず、 常にgetContextPathで取得した値を基準にURLを組み立てることで、 環境差異に強いWebアプリケーションを実現できます。

特にJSPやHTMLでのリンク、フォームのaction属性、 CSSやJavaScriptなどの静的リソース読み込みでは、 コンテキストパスの扱いを誤るとリンク切れの原因になります。 初心者のうちからgetContextPathを正しく使う習慣を身につけておくことは、 JavaサーブレットやWebアプリケーション開発を長く続けていく上で大きな武器になります。

まとめとしてのサンプルプログラム

ここで、この記事で学んだ内容を振り返るために、 HttpServletRequestWrappergetContextPathを使った シンプルなサンプルプログラムをもう一度確認してみましょう。 記事内と同じクラス構成と書き方になっています。


@WebServlet("/summary-context")
public class SummaryContextServlet extends HttpServlet {

    @Override
    protected void doGet(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response)
            throws ServletException, IOException {

        HttpServletRequestWrapper wrapper =
                new HttpServletRequestWrapper(request);

        String contextPath = wrapper.getContextPath();

        response.setContentType("text/plain; charset=UTF-8");
        response.getWriter().println("現在のコンテキストパス: " + contextPath);
    }
}

このように実装しておけば、アプリケーションがどのパスで動作していても、 正しいコンテキストパスを取得できます。 サーブレット開発では、この基本を押さえておくことで、 URL設計や画面遷移のトラブルを未然に防ぐことができます。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「getContextPathって、ただパスを取るだけのメソッドだと思っていましたが、 Webアプリ全体の設計に関わる重要な要素なんですね。」

先生

「その通りです。特に複数環境で動かすWebアプリでは、 コンテキストパスを意識しないと、すぐに不具合が出てしまいます。」

生徒

「JSPやHTMLでリンクを書くときも、 これからはgetContextPathを使うようにします。」

先生

「それが正解です。 基本をしっかり押さえておくと、 サーブレットやWebアプリ開発がずっと楽になりますよ。」

生徒

「今日学んだ内容を意識して、 環境に強いJava Webアプリを作れるように練習してみます。」

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