カテゴリ: Spring 更新日: 2026/03/21

SpringDataJPAのJPAクエリメソッド「Or」の使い方を完全ガイド!初心者向け解説

SpringDataJPAのクエリメソッド(Or)
SpringDataJPAのクエリメソッド(Or)

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「SpringDataJPAで複数の条件のどちらかを満たすデータを取得したいんですけど、どうすればいいですか?」

先生

「それなら、Orを使ったクエリメソッドを利用するのが便利ですよ。複数の条件を柔軟に指定できます。」

生徒

「具体的にはどのように書けばいいんですか?」

先生

「それでは、サンプルコードを見ながら詳しく説明していきますね!」

1. Orとは?条件の「いずれか」を満たすデータを抽出する

「1. Orとは?条件の「いずれか」を満たすデータを抽出する」の重要ポイントを、初心者の方にも分かりやすく簡潔に解説します。

1. Orとは?条件の「いずれか」を満たすデータを抽出する
1. Orとは?条件の「いずれか」を満たすデータを抽出する

Spring Data JPAのクエリメソッドで使われるOrは、SQLの「OR句」と同じ役割を持ち、複数の条件のうち、少なくとも1つに当てはまるデータを検索するために使用します。

例えば、プログラミング未経験の方でもイメージしやすいように、「会員リスト」から特定の人物を探すシーンを考えてみましょう。以下のような条件で検索したい場合にOrが活躍します。

  • 「名字」が『佐藤』、または「名前」が『太郎』の人を探す
  • 「住所」が『東京都』、または「住所」が『神奈川県』の人を探す

このように、どちらかの条件にさえヒットすれば結果に含めたいという場合に非常に便利です。Javaのコード上では、メソッド名にOrを含めるだけで、Spring Data JPAが自動的に適切なデータベース操作命令(SQL)を組み立ててくれます。

ここがポイント!
Orを使うことで、複雑な検索ロジックを自分で書く必要がなくなり、メソッド名を決めるだけで「柔軟なデータ抽出」が可能になります。

この機能を活用すれば、ユーザーが入力した複数のキーワードに対して、幅広くヒットするような「あいまい検索」に近い仕組みも簡単に実装でき、システムの利便性を大きく向上させることができます。

2. クエリメソッドの基本的な書き方

2. クエリメソッドの基本的な書き方
2. クエリメソッドの基本的な書き方

Spring Data JPAの「クエリメソッド」機能を使えば、SQL文を直接書かなくてもメソッド名だけでデータベース検索が可能です。プログラミング未経験の方でも直感的に理解しやすい、Or条件を使った基本的な書き方を見ていきましょう。

例えば、「名字(lastname)」または「名前(firstname)」のどちらかが一致するユーザーを検索したい場合は、以下のようにリポジトリに記述します。


public interface UserRepository extends JpaRepository<User, Long> {
    // 名字(lastname)または 名前(firstname)で検索するメソッド
    List<User> findByLastnameOrFirstname(String lastname, String firstname);
}

このメソッド名のルールは非常にシンプルです。findByの後に、検索したい項目名(プロパティ名)を記述し、条件を繋ぎたい場所にOrを挟むだけです。これにより、内部では自動的に「どちらかの条件を満たすデータを探す」という命令が実行されます。

初心者のためのコード解説:

  • List<User>:検索結果が複数になる可能性があるため、ユーザーの「リスト(一覧)」として受け取ります。
  • findBy...:Spring Data JPAに対して「〜を検索してください」と伝える決まり文句です。
  • 引数 (String lastname, ...):メソッドを呼び出す際に、実際に検索したい文字(「佐藤」や「太郎」など)を渡すための箱です。

このように、複雑なSQLコマンドを覚える必要がなく、英語の文章を読むような感覚でデータベース操作ができるのが、クエリメソッドの最大のメリットです。

3. JPQLでの動作イメージ

3. JPQLでの動作イメージ
3. JPQLでの動作イメージ

このクエリメソッドは、以下のようなJPQLに変換されます。


SELECT u 
FROM User u 
WHERE u.lastname = ?1 
   OR u.firstname = ?2

このJPQLでは、指定した条件のいずれかを満たすレコードを検索しています。

4. 実際の使い方例

「4. 実際の使い方例」の重要ポイントを、初心者の方にも分かりやすく簡潔に解説します。

4. 実際の使い方例
4. 実際の使い方例

以下は、findByLastnameOrFirstnameメソッドを実際に利用する例です。


@Service
public class UserService {
    private final UserRepository userRepository;

    public UserService(UserRepository userRepository) {
        this.userRepository = userRepository;
    }

    public List<User> getUsersByLastnameOrFirstname(String lastname, String firstname) {
        return userRepository.findByLastnameOrFirstname(lastname, firstname);
    }
}

このコードでは、サービス層でfindByLastnameOrFirstnameメソッドを呼び出し、条件に合致するユーザー情報を取得しています。

5. Orを使うときの注意点

5. Orを使うときの注意点
5. Orを使うときの注意点

Orを使用する際には、以下の点に注意してください。

  • 条件が多すぎると、クエリの実行パフォーマンスに影響する可能性があります。
  • フィールド名はエンティティのプロパティ名に正確に一致させる必要があります。
  • 複雑な条件や特別なロジックが必要な場合には、ネイティブクエリや@Queryアノテーションを検討してください。

これらを考慮して、適切にOrを利用しましょう。

6. まとめ

6. まとめ
6. まとめ

今回の記事では、SpringDataJPAにおけるOrを使用したクエリメソッドについて学びました。Orは、指定した複数の条件のいずれかを満たすデータを柔軟に取得できる非常に便利な機能です。 JPQLの基本構造を理解し、クエリメソッドを正確に実装することで、必要なデータを効率的に検索できます。

また、サンプルコードを通じて、findByLastnameOrFirstnameメソッドがどのように動作し、どのようにサービス層で使用されるかを具体的に確認しました。さらに、実際の開発における注意点やパフォーマンスに関する考慮点についても詳しく説明しました。

以下に、もう一つの実用例を示します。


public interface ProductRepository extends JpaRepository<Product, Long> {
    List<Product> findByCategoryOrPriceGreaterThan(String category, BigDecimal price);
}

この例では、特定のカテゴリーの商品または価格が指定の値を超える商品を取得します。Orを使用することで、柔軟で直感的なクエリを簡単に記述できます。

この記事を参考に、Orを活用した効果的なデータ検索方法を実践してみてください。これにより、開発の効率とコードの可読性が大幅に向上するはずです。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

Orを使うと、複数の条件のどちらかを満たすデータを簡単に取得できるんですね!」

先生

「その通りです。例えば、姓または名のいずれかが一致するデータを検索するのに便利です。」

生徒

「でも、条件が多すぎるとパフォーマンスが下がることもあるんですね。」

先生

「そうです。その場合は、クエリの内容を見直したり、@Queryやネイティブクエリを利用することで対応できますよ。」

生徒

「分かりました!まずは基本的な使い方をしっかり練習してみます!」

この記事を読んだ人からの質問

「この記事を読んだ人からの質問」の重要ポイントを、初心者の方にも分かりやすく簡潔に解説します。

この記事を読んだ人からの質問
この記事を読んだ人からの質問

プログラミング初心者からのよくある疑問/質問を解決します

Spring Data JPAのクエリメソッドで「Or」を使う目的は何ですか?初心者にもわかりやすく教えてください。

Spring Data JPAにおける「Or」キーワードの主な目的は、データベース検索において「複数の条件のうち、少なくとも一つの条件を満たすデータ」を柔軟に取得することです。例えば、ユーザー検索機能において「苗字が一致する」または「名前が一致する」といった、いずれかの条件に該当するレコードを抽出したい場合に非常に役立ちます。この機能を使うことで、Javaのコード上で複雑な分岐処理を書くことなく、メソッド名だけでデータベースへの検索命令を簡潔に定義できるのが大きなメリットです。初心者の方でも、リポジトリインターフェースに特定の命名規則に従ったメソッドを追加するだけで、効率的なデータ取得ロジックを実装できるようになります。
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