カテゴリ: Spring 更新日: 2025/12/23

SpringのCriteriaBuilderでisFalseメソッドを使った条件付きクエリ作成方法を解説

CriteriaBuilderのisFalseメソッド
CriteriaBuilderのisFalseメソッド

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Springで、特定のフラグがfalseのデータを検索するにはどうすればいいですか?」

先生

「SpringのCriteriaBuilderクラスにはisFalseメソッドがあります。このメソッドを使えば、簡単にフラグがfalseのデータを取得できますよ。」

生徒

「具体的にはどのように使えば良いですか?」

先生

「それでは、isFalseメソッドの使い方を詳しく解説しますね!」

1. CriteriaBuilderとは?|Spring JPAで動的クエリを作成する基本クラス

1. CriteriaBuilderとは?|Spring JPAで動的クエリを作成する基本クラス
1. CriteriaBuilderとは?|Spring JPAで動的クエリを作成する基本クラス

CriteriaBuilderは、SpringでJPAを使うときに「検索条件をあとから組み立てたい」場面で活躍する仕組みです。 文字でSQLを書かなくても、Javaのコードで条件を足したり外したりできるので、検索画面のように入力内容が毎回変わるケースに向いています。 まずは「クエリを作るための道具箱」として覚えるとイメージしやすいでしょう。

ざっくり言うと、CriteriaBuilderは条件(WHERE句)を作る担当で、そこから作った条件をCriteriaQueryに渡して検索を完成させます。 今回のisFalseのような条件メソッドも、この道具箱に用意されています。 仕組みが分かると、Spring Data JPAで「動的クエリ」を作る流れがぐっと理解しやすくなります。

雰囲気をつかむために、まずは最小構成のサンプルを見てみましょう(細かい意味は後でゆっくり追いかければ大丈夫です)。


import jakarta.persistence.EntityManager;
import jakarta.persistence.criteria.CriteriaBuilder;
import jakarta.persistence.criteria.CriteriaQuery;
import jakarta.persistence.criteria.Root;

public class CriteriaBuilderMiniSample {

    public void sample(EntityManager entityManager) {
        CriteriaBuilder cb = entityManager.getCriteriaBuilder();
        CriteriaQuery<Object> query = cb.createQuery();
        Root<Object> root = query.from(Object.class);

        // ここで条件を作って、queryに設定していくイメージ
        query.select(root);
    }
}

このサンプルでは、EntityManagerからCriteriaBuilderを取り出し、 その後にCriteriaQueryを作って検索の土台を用意しています。 ここに「条件」を積み重ねていくことで、入力内容に応じた検索クエリを柔軟に作れるようになります。

2. isFalseメソッドとは?|Boolean型がfalseのデータを検索する方法

2. isFalseメソッドとは?|Boolean型がfalseのデータを検索する方法
2. isFalseメソッドとは?|Boolean型がfalseのデータを検索する方法

isFalseメソッドは、CriteriaBuilderが用意している条件メソッドのひとつで、 「この項目がfalseの行だけを取得したい」というときに使います。 SQLでいうと WHERE delete_flag = false のような条件を、Javaコード側で自然に組み立てられるイメージです。 たとえば削除フラグ、公開フラグ、無効フラグなど、ON/OFFで状態を管理しているテーブルでは登場回数が多いです。

似た場面で「trueのものだけ欲しい」場合は isTrue を使うこともありますが、 isFalseを覚えておくと「有効なデータだけを検索する」「非表示データを除外する」といった実務の検索条件が書きやすくなります。 特に一覧画面や管理画面の検索で、条件が増えたり減ったりする場合でも、読みやすい形で整理できるのが利点です。

まずは、最小の形で isFalse がどこに入るのかを見てみましょう。


import jakarta.persistence.EntityManager;
import jakarta.persistence.criteria.CriteriaBuilder;
import jakarta.persistence.criteria.CriteriaQuery;
import jakarta.persistence.criteria.Root;

public class IsFalseMiniSample {

    public void sample(EntityManager entityManager) {
        CriteriaBuilder cb = entityManager.getCriteriaBuilder();
        CriteriaQuery<Object> query = cb.createQuery();
        Root<Object> root = query.from(Object.class);

        // 例:フラグがfalseのものだけを対象にするイメージ
        query.select(root).where(cb.isFalse(root.get("deleteFlag")));
    }
}

ここでは root.get("deleteFlag") で「フラグ項目」を指定し、 それがfalseである条件を cb.isFalse(...) で作っています。 条件を日本語にすると「削除フラグがfalseのデータだけ検索する」という意味になります。 まずはこの形を押さえておくと、検索条件の読み取りが一気に楽になります。

3. 実際のコード例|CriteriaBuilderとisFalseを使った条件付き検索

3. 実際のコード例|CriteriaBuilderとisFalseを使った条件付き検索
3. 実際のコード例|CriteriaBuilderとisFalseを使った条件付き検索

以下は、「削除フラグ」がfalseのデータを取得する例です。


import jakarta.persistence.criteria.CriteriaBuilder;
import jakarta.persistence.criteria.CriteriaQuery;
import jakarta.persistence.criteria.Root;

import org.springframework.stereotype.Repository;
import org.springframework.beans.factory.annotation.Autowired;

import jakarta.persistence.EntityManager;

@Repository
public class ProductRepository {

    @Autowired
    private EntityManager entityManager;

    public List<Product> findActiveProducts() {
        CriteriaBuilder cb = entityManager.getCriteriaBuilder();
        CriteriaQuery<Product> query = cb.createQuery(Product.class);
        Root<Product> root = query.from(Product.class);

        query.select(root).where(cb.isFalse(root.get("deleteFlag")));

        return entityManager.createQuery(query).getResultList();
    }
}

このコードのポイント:

  • CriteriaBuilderを使用して、動的なクエリを構築している点。
  • isFalseメソッドを使って、指定した条件を簡単に設定している点。
  • 「削除フラグ」がfalseのデータだけを検索している点。

4. 実行結果例|isFalseメソッドで取得される検索結果の確認

4. 実行結果例|isFalseメソッドで取得される検索結果の確認
4. 実行結果例|isFalseメソッドで取得される検索結果の確認

データベースに以下のデータがある場合:


ID | 商品名      | 削除フラグ
1  | 商品A       | false
2  | 商品B       | true
3  | 商品C       | false

この場合、検索結果は以下の通りです:


商品A, 商品C

5. 応用:複数条件を組み合わせたクエリ作成|isFalseとand条件の使い方

5. 応用:複数条件を組み合わせたクエリ作成|isFalseとand条件の使い方
5. 応用:複数条件を組み合わせたクエリ作成|isFalseとand条件の使い方

isFalseメソッドは、他のメソッドと組み合わせて複数条件を持つクエリを作成することも可能です。例えば、「削除フラグがfalseで、かつ価格が100以上の商品」を検索する場合、以下のように記述します。


query.where(
    cb.and(
        cb.isFalse(root.get("deleteFlag")),
        cb.greaterThanOrEqualTo(root.get("price"), 100)
    )
);

このように、isFalseメソッドを活用すれば、柔軟なクエリを効率よく作成することができます。

6. ポイント整理|CriteriaBuilder isFalseメソッドの使いどころと注意点

6. ポイント整理|CriteriaBuilder isFalseメソッドの使いどころと注意点
6. ポイント整理|CriteriaBuilder isFalseメソッドの使いどころと注意点

isFalseメソッドを使うことで、指定した条件がfalseであるデータを簡単に検索することができます。SpringのCriteriaBuilderを利用した動的クエリ作成の基本を理解し、他の条件メソッドと組み合わせることで、さらに複雑な検索ロジックに対応することができます。

実際の開発では、クエリを簡潔かつ効率的に構築することが重要です。isFalseメソッドは、その目的にぴったりのツールとなりますので、ぜひ活用してください。

まとめ

まとめ
まとめ

この記事で学んだことの振り返り

この記事では、SpringとJPAを使ったデータベース検索の中でも、 CriteriaBuilderクラスとisFalseメソッドに焦点を当てて解説してきました。 SQLを直接書かずにJavaコードだけで条件付きクエリを組み立てられるCriteria APIは、 実務でも非常に利用頻度が高く、保守性や可読性の面でも大きなメリットがあります。

特にisFalseメソッドは、削除フラグや有効・無効フラグなど、 真偽値で状態を管理しているテーブルと相性がよく、 「falseのデータだけを取得したい」という要件を 直感的かつ安全に実装できる点が特徴です。 if文や文字列条件で無理にSQLを組み立てる必要がなくなり、 コード全体がすっきり整理されます。

また、andgreaterThanなどの条件と組み合わせることで、 「削除されていない」「一定条件を満たしている」といった 実務でよくある検索ロジックにも柔軟に対応できることを確認しました。 動的クエリを扱う場面では、CriteriaBuilderを使えるかどうかで 実装の難易度や将来的な拡張性が大きく変わってきます。

理解を深めるための簡単なサンプル確認

ここで、記事全体の内容を振り返る意味も込めて、 isFalseメソッドを使った最小限のサンプルをもう一度見てみましょう。 「削除フラグがfalseの商品だけを取得する」という、 非常にシンプルで現場でもよくあるケースです。


CriteriaBuilder cb = entityManager.getCriteriaBuilder();
CriteriaQuery<Product> query = cb.createQuery(Product.class);
Root<Product> root = query.from(Product.class);

// 削除フラグがfalseのデータのみ取得
query.select(root).where(cb.isFalse(root.get("deleteFlag")));

List<Product> result = entityManager.createQuery(query).getResultList();

このコードでは、「deleteFlagがfalseである」という条件が isFalseメソッド一行で明確に表現されています。 条件の意味がコードからすぐに読み取れるため、 後から見直したときや他の開発者が読んだときにも理解しやすくなります。 これがCriteria APIを使う大きな利点の一つです。

実務で役立つ考え方

実際の開発現場では、削除フラグや有効フラグを使った論理削除が多く採用されています。 その際、「trueかfalseか」を正しく扱えるかどうかは、 バグを防ぐうえで非常に重要なポイントになります。 isFalseを使えば、意図しない条件ミスを減らし、 安定した検索処理を実装しやすくなります。

また、動的に条件を追加する場合でも、 CriteriaBuilderであれば条件の組み合わせがしやすく、 将来的に検索条件が増えた場合にも柔軟に対応できます。 最初は少し書き方に慣れが必要ですが、 一度理解してしまえば、非常に心強い武器になります。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「CriteriaBuilderって最初は難しそうだと思っていましたけど、 isFalseを使うと条件がすごく分かりやすいですね。」

先生

「そうですね。特に削除フラグや有効フラグのような項目では、 isFalseやisTrueを使うと、コードの意味がはっきりします。」

生徒

「SQLを書かなくても、Javaだけで条件を組み立てられるのは便利ですね。 条件が増えても対応できそうです。」

先生

「その通りです。CriteriaBuilderは最初こそ慣れが必要ですが、 動的検索や複雑な条件が必要な場面ではとても役立ちます。 ぜひ実際の開発でも積極的に使ってみてください。」

本記事のまとめとして、 CriteriaBuilderのisFalseメソッドは、 Spring JPAにおける条件付き検索を シンプルかつ安全に実装するための重要な要素です。 基本を押さえたうえで、実際のコードに何度も触れながら、 少しずつ理解を深めていきましょう。

この記事を読んだ人からの質問

この記事を読んだ人からの質問
この記事を読んだ人からの質問

プログラミング初心者からのよくある疑問/質問を解決します

質問1: SpringのCriteriaBuilderとは何ですか?

CriteriaBuilderは、SpringのJPAで動的なクエリを作成するためのクラスです。これを利用することで、SQLを直接書かずに、Javaコード内で柔軟なクエリを構築できます。

質問2: isFalseメソッドはどのような場合に使用しますか?

isFalseメソッドは、指定した条件がfalseであるデータを検索する際に使用します。例えば、「削除フラグがfalse」のデータだけを取得したい場合に便利です。

質問3: isFalseメソッドとisTrueメソッドの違いは何ですか?

isFalseメソッドは、指定した条件がfalseであるデータを検索します。一方、isTrueメソッドは、指定した条件がtrueであるデータを検索します。

質問4: 動的クエリとは何ですか?

動的クエリとは、実行時に条件を変更したり、複数の条件を組み合わせて作成するクエリのことです。SpringのCriteriaBuilderを使うことで、動的クエリを効率的に構築できます。

質問5: SpringのJPAでisFalseメソッドを使うメリットは何ですか?

isFalseメソッドを使うと、簡潔で明確なコードで特定の条件を検索できます。また、動的に条件を変更できるため、柔軟なクエリ作成が可能です。

質問6: isFalseメソッドを他の条件と組み合わせるにはどうすれば良いですか?

CriteriaBuilderandメソッドやorメソッドと組み合わせることで、複数の条件を設定できます。例えば、削除フラグがfalseで価格が100以上の商品を検索することができます。

質問7: isFalseメソッドを使った場合、結果が空になることはありますか?

はい、指定した条件に一致するデータがデータベースに存在しない場合、結果は空になります。正しい条件を設定することが重要です。

質問8: isFalseメソッドを使用する際の注意点はありますか?

ブール型のフィールドがnullになり得る場合は注意が必要です。nullのデータを含めたい場合は、別途条件を追加してください。

質問9: データベースのboolean型フィールドを使わない場合、isFalseの代わりに何を使いますか?

boolean型フィールドを使用しない場合は、数値型や文字列型を利用して条件を指定することもできますが、その際はisFalseの代わりにequalnotEqualを使用します。

質問10: isFalseメソッドを使うとき、他のメソッドと比べてパフォーマンスの違いはありますか?

パフォーマンスの違いは、データベースのインデックス設定やクエリの複雑さに依存します。isFalseメソッド自体は効率的に動作しますが、大量のデータに対して適切なインデックスがない場合は遅くなる可能性があります。

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