カテゴリ: Spring 更新日: 2026/01/09

Spring Bootの@Profile活用法!spring.profiles.activeで環境ごとの設定を切り替える完全ガイド

Spring Bootの@Profile活用:spring.profiles.activeで設定を切り替える
Spring Bootの@Profile活用:spring.profiles.activeで設定を切り替える

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先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Spring Bootで開発環境と本番環境で処理を切り替える方法ってありますか?」

先生

「それには@Profileというアノテーションと、spring.profiles.activeという設定を使う方法がありますよ。」

生徒

「それを使うと、同じクラスでも環境に応じて動作を変えられるんですか?」

先生

「その通りです!では、具体的な使い方を一緒に見ていきましょう。」

1. Spring Bootにおける@Profileアノテーションとは

1. Spring Bootにおける@Profileアノテーションとは
1. Spring Bootにおける@Profileアノテーションとは

@Profileは、SpringのDIコンテナにおいて、指定されたプロファイルがアクティブなときにのみ対象のクラスやBeanを有効にするためのアノテーションです。Spring Bootでは、開発・テスト・本番などの環境ごとに異なる設定や実装を用意する場面がよくあります。そんなときに@Profileを活用することで、柔軟に環境ごとの挙動を切り替えることが可能になります。

2. spring.profiles.activeの基本と役割

2. spring.profiles.activeの基本と役割
2. spring.profiles.activeの基本と役割

spring.profiles.activeは、どのプロファイルを有効にするかを指定する設定項目です。これを指定することで、どの環境向けの設定やBeanを有効にするかを切り替えることができます。

例えば、application-dev.ymlapplication-prod.ymlなど、環境ごとの設定ファイルと組み合わせて使うことで、設定の自動切り替えが実現できます。

3. @Profileの基本的な使い方と実装例

3. @Profileの基本的な使い方と実装例
3. @Profileの基本的な使い方と実装例

以下は、開発環境と本番環境で異なるサービスを定義するシンプルな例です。


@Service
@Profile("dev")
public class DevMessageService implements MessageService {
    @Override
    public String getMessage() {
        return "これは開発環境のメッセージです";
    }
}

@Service
@Profile("prod")
public class ProdMessageService implements MessageService {
    @Override
    public String getMessage() {
        return "これは本番環境のメッセージです";
    }
}

このように@Profile("dev")@Profile("prod")を使い分けることで、同じMessageServiceインタフェースでも環境に応じて異なる実装が注入されます。

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4. プロファイルの有効化方法(spring.profiles.active)

4. プロファイルの有効化方法(spring.profiles.active)
4. プロファイルの有効化方法(spring.profiles.active)

プロファイルを有効化する方法はいくつかあります。代表的なものを紹介します。

① application.ymlで指定


spring:
  profiles:
    active: dev

② コマンドライン引数で指定


java -jar app.jar --spring.profiles.active=prod

③ 環境変数で指定


SPRING_PROFILES_ACTIVE=dev

どの方法でも有効ですが、環境ごとに設定を切り替えたいときは、環境変数やコマンドライン引数が特に便利です。

5. 複数のプロファイルを同時に有効化する

5. 複数のプロファイルを同時に有効化する
5. 複数のプロファイルを同時に有効化する

カンマ区切りで複数のプロファイルを有効にすることもできます。以下のように記述します。


spring:
  profiles:
    active: dev,local

これにより、複数の環境設定やBean定義を組み合わせて使用することが可能になります。

6. @Profileが使える対象

6. @Profileが使える対象
6. @Profileが使える対象

@Profileは以下のような場所で使用可能です。

  • @Component, @Service, @Repository, @Configurationクラス
  • @Beanメソッド

つまり、クラスだけでなく、Java Configクラスのメソッド単位でもプロファイルの切り替えが可能です。


@Configuration
public class AppConfig {
    @Bean
    @Profile("test")
    public DataSource testDataSource() {
        // テスト用データソースの設定
    }
}

7. よくあるエラーと注意点

7. よくあるエラーと注意点
7. よくあるエラーと注意点
  • プロファイル名の指定ミスでBeanが登録されない
  • デフォルトプロファイルが無いとアプリケーションが起動しない
  • YAMLファイルのインデントミスで読み込みエラーが出る

これらのエラーを防ぐには、application.ymlの記述を丁寧に行い、設定ミスがないように注意することが大切です。

8. プロファイル名をログに出力する方法

8. プロファイル名をログに出力する方法
8. プロファイル名をログに出力する方法

アクティブなプロファイルがどれかを確認するには、ログに出力するのが便利です。以下のように記述すれば、アプリケーション起動時に確認できます。


@Component
public class ProfileLogger implements ApplicationRunner {
    @Value("${spring.profiles.active:default}")
    private String activeProfile;

    @Override
    public void run(ApplicationArguments args) {
        System.out.println("現在のプロファイル:" + activeProfile);
    }
}

まとめ

まとめ
まとめ

Spring Bootにおける@Profileと環境切り替えの重要性

この記事では、Spring Bootにおける@Profileアノテーションとspring.profiles.activeを中心に、環境ごとに設定や処理を切り替える方法について詳しく学んできました。 Webアプリケーションや業務システムの開発では、開発環境・テスト環境・本番環境といった複数の実行環境を前提に設計することがほとんどです。 それぞれの環境でデータベース接続先やログ出力、外部APIの向き先、処理内容を変えたい場面は非常に多く、こうした切り替えを安全かつ分かりやすく実現するために、プロファイルの仕組みは欠かせません。

@Profileを使うことで、特定の環境が有効なときだけBeanを登録したり、クラスそのものを切り替えたりできます。 これにより、if文で環境分岐を書く必要がなくなり、コードの可読性や保守性が大きく向上します。 同じインタフェースを実装したクラスを環境ごとに用意する設計は、Spring BootらしいDIの考え方とも相性が良く、初心者から実務レベルまで幅広く活用されています。

spring.profiles.activeによる柔軟な環境制御

spring.profiles.activeは、どのプロファイルを有効にするかを決定する非常に重要な設定項目です。 application.ymlやapplication.propertiesに記述するだけでなく、コマンドライン引数や環境変数からも指定できるため、 ローカル開発、CI環境、サーバー起動時など、さまざまな場面で柔軟に使い分けることができます。

特に本番環境では、設定ファイルを直接書き換えずに環境変数でプロファイルを切り替える運用が一般的です。 これにより、同じjarファイルを複数の環境で安全に使い回すことができ、デプロイ作業のミスを防ぐことにもつながります。 また、複数のプロファイルを同時に有効化できる点も、細かな設定を組み合わせたい場合に役立ちます。

Bean単位・クラス単位で切り替えられる柔軟性

記事の中で紹介したように、@Profileはクラスだけでなく、@Beanメソッドにも指定できます。 これにより、設定クラスの中で環境ごとに異なるBean定義を切り替えることが可能になります。 データソースや外部サービスのクライアント設定など、環境差分が出やすい部分を安全に分離できるのは大きなメリットです。

さらに、現在どのプロファイルが有効になっているかをログに出力する仕組みを用意しておくことで、 起動時の確認やトラブルシューティングがしやすくなります。 環境依存の不具合は原因が分かりにくいことも多いため、こうした確認手段を持っておくことは実務でも非常に重要です。

まとめとしてのシンプルなプロファイル活用例

ここまでの内容を踏まえ、@Profileとspring.profiles.activeを使った基本的な構成を改めて確認してみましょう。 環境ごとに処理を切り替える最小構成として、次のような形がよく使われます。


@Service
@Profile("dev")
public class DevService {
    public String execute() {
        return "開発環境用の処理";
    }
}

@Service
@Profile("prod")
public class ProdService {
    public String execute() {
        return "本番環境用の処理";
    }
}

このように実装しておけば、プロファイルを切り替えるだけで動作が自動的に変わります。 環境分岐をコード内に散らさず、設定で制御するという考え方は、Spring Boot開発を安定させるための大切なポイントです。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「@Profileを使うと、同じアプリでも環境ごとに動きを変えられるのがよく分かりました。 if文で分岐するより、ずっと見やすいですね。」

先生

「そうですね。設定で切り替えられるのがSpring Bootの強みです。 環境差分をコードに持ち込まないことで、保守もしやすくなります。」

生徒

「spring.profiles.activeを環境変数で指定できるのも便利だと思いました。 本番環境で安全に切り替えられそうです。」

先生

「その通りです。プロファイルを正しく使えるようになると、 開発・テスト・本番の切り替えに迷わなくなります。 ぜひ実際のプロジェクトでも活用してみてください。」

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