Springのエラーメッセージを国際化!ValidationMessages.propertiesの書き方を初心者向けに解説
生徒
「フォームバリデーションのエラーメッセージを、日本語に切り替える方法ってありますか?」
先生
「Springでは、ValidationMessages.propertiesというファイルを使うことで、エラーメッセージを日本語や他の言語に設定できますよ。」
生徒
「なるほど!どうやってそのファイルを使うんですか?」
先生
「それでは、エラーメッセージとi18nの基本から使い方までを順番に学んでいきましょう!」
1. Springのバリデーションと国際化
Spring Frameworkでは、@Validや@Validatedアノテーションを使って、フォームの入力チェック(バリデーション)を行うことができます。デフォルトでは、エラーメッセージは英語で表示されますが、多言語対応(i18n)を行うことで、日本語など他言語で表示することが可能です。
このエラーメッセージの切り替えを実現するのが、ValidationMessages.propertiesファイルです。ファイル名に「_ja」などを付けることで、日本語への対応もできます。
2. ValidationMessages.propertiesファイルの役割と配置場所
ValidationMessages.propertiesは、バリデーションエラーメッセージをカスタマイズし、多言語対応を可能にするためのプロパティファイルです。一般的には以下の場所に配置します。
src/main/resources/ValidationMessages.properties
src/main/resources/ValidationMessages_ja.properties
Spring Bootでは、自動的にこのファイルを読み込んでくれます。エラーメッセージのキーと値を定義することで、各バリデーションルールに対応したメッセージが表示されるようになります。
3. ValidationMessages.propertiesの書き方と例
それでは実際に、ValidationMessages.propertiesに記述する具体的な内容を見てみましょう。ここでは、@NotBlankや@Sizeなどに対応するエラーメッセージを定義します。
NotBlank.userForm.name=名前は必須項目です。
Size.userForm.name=名前は2文字以上30文字以下で入力してください。
ここでのポイントは、NotBlank.クラス名.フィールド名の形式で書くことで、特定のフィールドに対するカスタムエラーメッセージを指定できる点です。
4. 日本語ファイルを追加する方法(ValidationMessages_ja.properties)
日本語のエラーメッセージを表示させたい場合は、ValidationMessages_ja.propertiesというファイルを作成し、以下のように書きます。
NotBlank.userForm.email=メールアドレスは必須です。
Email.userForm.email=正しい形式のメールアドレスを入力してください。
このように記述することで、日本語ロケールが適用されている環境では、自動的にこのファイルが使われるようになります。
5. application.propertiesでの設定(省略可能)
Spring Bootでは、デフォルトでValidationMessages.propertiesが読み込まれますが、念のため明示的に設定したい場合はapplication.propertiesに以下のように追記します。
spring.messages.basename=ValidationMessages
この設定によって、SpringはValidationMessages.propertiesやValidationMessages_ja.propertiesを自動的に選択してくれます。
6. バリデーション対象のクラスとアノテーションの例
ここでは、バリデーション対象となるJavaのフォームクラスを例として示します。
import jakarta.validation.constraints.*;
public class UserForm {
@NotBlank(message = "{NotBlank.userForm.name}")
@Size(min = 2, max = 30, message = "{Size.userForm.name}")
private String name;
@NotBlank(message = "{NotBlank.userForm.email}")
@Email(message = "{Email.userForm.email}")
private String email;
// Getter, Setterなど
}
アノテーションのmessage属性にキー名を記述することで、プロパティファイルから対応するエラーメッセージが読み込まれます。
7. ロケールの切り替え方法とLocaleResolverの設定
アプリケーションで言語を切り替えたい場合は、LocaleResolverを定義することで対応可能です。
@Bean
public LocaleResolver localeResolver() {
SessionLocaleResolver slr = new SessionLocaleResolver();
slr.setDefaultLocale(Locale.JAPAN);
return slr;
}
これにより、ブラウザやセッションに応じて自動的に日本語ロケールが適用され、ValidationMessages_ja.propertiesの内容が表示されます。
8. よくある間違いと注意点
- プロパティファイルのキーが間違っていると、デフォルトの英語メッセージが表示される
- ファイルの文字コードはUTF-8で保存する(特に日本語対応時)
- プロパティファイルは
resourcesディレクトリ直下に配置する
これらのポイントを押さえておけば、Springでのバリデーションエラーメッセージの国際化はスムーズに行えます。
9. HTMLの表示側の工夫でさらにわかりやすく
最後に、HTML側でのエラーメッセージの表示方法も簡単に紹介しておきます。以下はThymeleafを使った例です。
<form th:action="@{/submit}" th:object="${userForm}" method="post">
<input type="text" th:field="*{name}" />
<div class="text-danger" th:if="${#fields.hasErrors('name')}" th:errors="*{name}">名前のエラー</div>
<button type="submit">送信</button>
</form>
このようにすることで、バリデーションの結果に応じて、適切なエラーメッセージを画面に表示することができます。
" onerror="this.onerror=null; this.src='/img/view/java-exception-introduce.jpg';">