カテゴリ: Thymeleaf 更新日: 2026/01/21

Thymeleafのth:blockの使い方を完全ガイド!初心者でもわかるテンプレートブロック管理

Thymeleafのth:blockの使い方
Thymeleafのth:blockの使い方

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Thymeleafでテンプレートを整理したい場合に便利な方法ってありますか?」

先生

「はい、Thymeleafにはth:blockというタグがあります。これを使うと、テンプレートの一部をグループ化して整理することができます。」

生徒

「具体的にはどんな風に使うんですか?」

先生

「例えば、条件付き表示や動的なコンテンツの挿入時に役立ちます。順を追って説明していきますね!」

1. th:blockとは?

1. th:blockとは?
1. th:blockとは?

th:blockは、Thymeleafで使える「画面には残らないラッパー要素」です。テンプレート上ではタグとして書きますが、最終的なHTMLには出力されません。そのため、レイアウトを崩さずに一塊の処理をまとめたり、条件分岐や一時的な値の受け渡しをわかりやすく整理できます。静的なHTMLに余計な

を増やさず、テンプレートだけをきれいに保てるのが大きな利点です。

使いどころは、特定のブロックをまとめて表示・非表示にしたいとき、複数要素をひとまとめにして扱いたいとき、メッセージや見出しをセットで切り替えたいときなどです。初心者でも「見た目は変えずに制御だけ行う入れ物」と捉えると理解しやすいでしょう。


<th:block>
    <h3 class="fw-bold">お知らせ</h3>
    <p>このエリアはひとかたまりとして扱えます。</p>
</th:block>

上の例では、テンプレート側ではth:blockでグルーピングしていますが、出力されるHTMLにはth:block自体は現れません。結果として、余計な親タグを増やさずに「見出し+本文」をひとまとまりとして扱えます。


<th:block th:if="${showNotice}">
    <h3 class="fw-bold">ようこそ</h3>
    <p>ログイン中のおすすめ情報を表示します。</p>
</th:block>

こちらはshowNoticetrueのときだけ、見出しと本文をまとめて表示します。th:blockは最終HTMLに残らないため、条件付き表示を増やしてもマークアップが肥大化しにくく、テンプレートの意図(どこからどこまでを制御したいか)も読み取りやすくなります。

2. th:blockの基本的な使い方

2. th:blockの基本的な使い方
2. th:blockの基本的な使い方

th:blockは「最終HTMLに残らない入れ物」です。ページの見た目を変えずに、テンプレート上だけでまとまりを作ったり、条件に応じてそのまとまり全体を出し分けできます。まずは一番よく使う書き方である条件付き表示(th:if)から確認しましょう。


<th:block th:if="${isAdmin}">
    <h3 class="fw-bold">管理者メニュー</h3>
    <p>ユーザー管理・レポート出力などの操作が実行できます。</p>
</th:block>

ここではisAdmintrueのときだけ、見出しと説明文をまとめて表示します。th:block自体は出力されないため、余計な親タグは増えません。複数要素を一括で制御できるのがポイントです。

反対に「条件に合わないときだけ表示」したい場合はth:unlessが便利です。簡単な“疑似else”として覚えておくと迷いません。


<th:block th:unless="${isAdmin}">
    <h3 class="fw-bold">一般ユーザー向け</h3>
    <p>表示できる機能は制限されています。詳細はヘルプをご確認ください。</p>
</th:block>

なお、th:blockの中には通常のHTMLを自由に書けます。ボタンや表、説明文をセットにしておけば、「一式を出す/出さない」を短い記述で切り替え可能です。テンプレートの可読性が上がり、あとから見返したときにも意図がつかみやすくなります。

小さなコツとして、条件に関係する変数名は意味が伝わるものにしましょう(例:isAdminisLoggedInshowNotice)。この習慣だけでも、チーム開発でのレビューや将来の修正がぐっと楽になります。

3. 複数の要素をまとめる

3. 複数の要素をまとめる
3. 複数の要素をまとめる

th:blockは複数のHTML要素を一つにまとめる際にも使用できます。以下はその例です。


<th:block th:if="${showContent}">
    <h1>ようこそ、ユーザー様!</h1>
    <p>このページでは、あなたのアカウント情報を確認できます。</p>
</th:block>

この例では、showContenttrueの場合に、h1タグと

タグがまとめて表示されます。 これにより、条件による表示の制御が簡単に行えます。

4. th:blockを使った変数の定義

4. th:blockを使った変数の定義
4. th:blockを使った変数の定義

th:blockは変数の定義にも活用できます。一時変数を定義して、ブロック内で使用する方法の例を以下に示します。


<th:block th:with="discountPrice=${price * 0.9}">
    <p>元の価格: <span th:text="${price}"></span>円</p>
    <p>割引後の価格: <span th:text="${discountPrice}"></span>円</p>
</th:block>

この例では、discountPriceという一時変数をth:withを使って定義し、ブロック内で利用しています。 変数を利用することで、計算やデータ加工を効率化できます。

5. th:blockを使う際の注意点

5. th:blockを使う際の注意点
5. th:blockを使う際の注意点

th:blockを使う際には、以下の点に注意してください。

  • th:blockそのものはHTMLの出力に影響を与えませんが、他の要素と適切に組み合わせて使用しましょう。
  • 条件付き処理が多すぎると、テンプレートの可読性が低下する可能性があります。
  • 複雑なロジックはサーバーサイドで処理し、テンプレート内では必要最低限の制御を行うようにしましょう。

これらのポイントを守ることで、th:blockをより効果的に活用できます。

まとめ

まとめ
まとめ

本記事では、Thymeleafのth:blockについて学びました。この特殊なタグを使うことで、HTMLテンプレートを整理しながら、条件付き表示や動的な変数の定義を簡単に実現できます。 th:blockそのものはHTML構造に影響を与えないため、テンプレートのコードを分かりやすく管理するために非常に役立ちます。

特に、条件による要素の表示・非表示や、複数のHTML要素をまとめて制御する場合には欠かせない機能です。また、th:withと組み合わせることで、一時的な変数を定義して効率的に計算結果を再利用することも可能です。

以下に、今回学んだth:blockの特徴を活かしたサンプルコードを再掲します。


<th:block th:if="${userLoggedIn}">
    <h1>こんにちは、<span th:text="${userName}"></span>さん!</h1>
    <p>あなたの最新のお知らせをご覧ください。</p>
</th:block>

このコードは、userLoggedIntrueのときにのみ、ユーザー名とお知らせが表示される例です。これにより、コードを簡潔に保ちながら柔軟なテンプレートを作成できます。

th:blockは単なるテンプレート管理のツール以上に、Thymeleafのパワフルな機能を引き出す重要な要素です。ぜひプロジェクトに取り入れてみてください。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

th:blockを使うとテンプレートがすっきりして、条件付き表示がとても簡単になりますね!」

先生

「その通りです。特に条件付きで表示を切り替える場面では、th:blockが非常に便利ですよね。」

生徒

「さらに、一時変数を使えば計算結果を何度も書く必要がなくなるので助かります。」

先生

「そうですね。一時変数を使うとコードの読みやすさも大幅に向上します。ただし、複雑なロジックはサーバーサイドで処理することも大事です。」

生徒

「分かりました!サーバーサイドとテンプレートの役割分担を意識して活用してみます!」

この記事を読んだ人からの質問

この記事を読んだ人からの質問
この記事を読んだ人からの質問

プログラミング初心者からのよくある疑問/質問を解決します

Thymeleafのth:blockはHTMLの出力に影響しますか?

th:blockそのものはHTMLに影響を与えません。テンプレート内で要素をグループ化するためのツールとして使います。

th:blockを使って条件付き表示をする方法を教えてください。

th:blockにth:if属性を指定することで、条件を満たす場合のみ内部の要素を表示できます。例えば、isAdminがtrueの場合にのみメニューを表示することができます。

th:blockを使った変数の定義の方法は?

th:blockにth:with属性を使用して一時変数を定義します。定義した変数はそのブロック内で利用可能です。

複数のHTML要素をまとめるにはどうすればいいですか?

th:blockを使うと複数のHTML要素を条件付きでまとめて制御できます。条件に応じて一括表示や非表示が可能です。

th:blockを使用する際の注意点はありますか?

複雑なロジックをテンプレート内で処理しすぎないことや、変数名が他と混ざらないよう注意してください。

th:blockの使用例を教えてください。

例えば、ログイン済みのユーザーに特定のメッセージを表示する場合に使用できます。ログイン状態を条件としてメッセージやリンクを制御できます。

th:blockを使うとテンプレート管理が簡単になるのはなぜですか?

th:blockはテンプレートの構造を変更せずに、条件付き処理や変数の定義を柔軟に行えるため、コードが整理されやすくなります。

サーバーサイド処理とth:blockの使い分けをどう考えれば良いですか?

複雑な計算やロジックはサーバーサイドで処理し、テンプレート内では必要最低限の表示制御や簡易的な処理にth:blockを使うのがおすすめです。

th:blockを使わない場合との違いは何ですか?

th:blockを使わない場合、HTMLの構造を直接操作する必要があり、可読性が低下する可能性があります。th:blockを使うと整理しやすくなります。

th:blockを使用するときに気を付けるべきベストプラクティスは?

変数名をわかりやすくすること、条件付き表示が多くなりすぎないよう管理すること、サーバーサイドとの役割分担を明確にすることが大切です。

th:blockと通常のdivタグの使い分けはどう考えれば良いですか?

divタグは最終的なHTMLに残るためレイアウト構造として意味を持ちます。一方、th:blockはHTMLに出力されず制御専用のブロックとして使えるため、見た目を変えずにテンプレートだけ整理したいときに適しています。

th:blockは部分テンプレート(フラグメント)と一緒に使えますか?

はい、th:blockはフラグメントの置き換えにも利用できます。HTMLの構造を崩さずに外部ファイルのパーツを読み込めるため、大規模なテンプレートを管理する際に非常に便利です。

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