カテゴリ: Servlet 更新日: 2026/02/13

JavaのPart.getNameメソッドを完全ガイド!初心者でもわかるフォーム項目名の取得方法

PartのgetNameメソッド
PartのgetNameメソッド

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「先生、Javaでアップロードされたファイルが、どのフォームの入力欄から来たかを調べる方法ってありますか?」

先生

「はい、javax.servlet.http.PartインターフェースのgetName()メソッドを使えば、フォームのname属性の値が取得できますよ。」

生徒

「それって、フォームにname="uploadFile"って書いてたら、その"uploadFile"って文字列が取れるってことですか?」

先生

「その通りです!では実際の使い方を見ていきましょう。」

1. getNameメソッドとは

1. getNameメソッドとは
1. getNameメソッドとは

getName()は、HTMLフォームでファイルをアップロードする際に指定されたname属性の値を取得するためのメソッドです。

たとえば、次のようなフォームの場合:


<form action="/upload" method="post" enctype="multipart/form-data">
    <input type="file" name="uploadFile">
    <button type="submit">送信</button>
</form>

アップロードされたファイルをServletで受け取ったときに、getName()を呼び出すと"uploadFile"という文字列が返ってきます。

2. サンプルコード:フォーム項目名の取得

2. サンプルコード:フォーム項目名の取得
2. サンプルコード:フォーム項目名の取得

以下は、Servletでアップロードされたファイルのフォーム項目名を取得してログに出力する例です。


@WebServlet("/upload")
@MultipartConfig
public class UploadServlet extends HttpServlet {
    @Override
    protected void doPost(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response)
            throws ServletException, IOException {
        Part filePart = request.getPart("uploadFile");
        String partName = filePart.getName();
        System.out.println("アップロードされたフォームの項目名: " + partName);
    }
}

3. getNameで取得できる値の活用例

3. getNameで取得できる値の活用例
3. getNameで取得できる値の活用例

getName()で取得できるフォーム名を使うことで、複数ファイルや複数フィールドの処理を柔軟に制御することができます。例えば:

  • 複数のファイルアップロード欄からそれぞれのファイルを特定
  • 同じPartから他の属性と組み合わせて分類・処理
  • ログ出力やエラーメッセージでユーザーにわかりやすく表示

4. getNameとgetSubmittedFileNameの違い

4. getNameとgetSubmittedFileNameの違い
4. getNameとgetSubmittedFileNameの違い

getName()getSubmittedFileName()は混同されやすいですが、それぞれ役割が異なります:

  • getName():フォームのname属性の値(例:"uploadFile")
  • getSubmittedFileName():ユーザーが選択した実際のファイル名(例:"cat.jpg")

5. ループ処理での利用例

5. ループ処理での利用例
5. ループ処理での利用例

複数のファイルを一括で受け取る際、getParts()メソッドで全てのPartをループ処理し、getName()で種類ごとに分けることができます。


for (Part part : request.getParts()) {
    if ("uploadFile".equals(part.getName())) {
        System.out.println("ファイルのフォーム名: " + part.getName());
    }
}

まとめ

まとめ
まとめ

本記事では、JavaのServletでファイルアップロードを扱う際に欠かせない javax.servlet.http.Partインターフェースの getNameメソッドについて、基礎から実践的な使い方までを丁寧に整理しました。 getNameメソッドは、HTMLフォームで指定した name属性の値を取得するための仕組みであり、 アップロードされたファイルが「どの入力欄から送信されたのか」を判断するための重要な手がかりになります。 初心者のうちはファイル名そのものを取得するメソッドと混同しやすいですが、 フォーム項目名と実際のファイル名は明確に役割が分かれている点を理解することが大切です。

特に、複数のファイルアップロード欄を持つ画面や、 ファイルと通常の入力項目が混在するフォームを扱う場合、 getNameメソッドを正しく使えるかどうかで実装のわかりやすさが大きく変わります。 request.getPartsで全てのPartを取得し、 それぞれのPartに対してgetNameを呼び出すことで、 フォーム構造に沿った柔軟な分岐処理が可能になります。 この考え方は、実務での保守性や拡張性にも直結します。

また、getNameとgetSubmittedFileNameの違いを理解することも重要です。 getNameはあくまでHTML側で定義したname属性の値を返すため、 プログラム上での判定や制御に向いています。 一方で、ユーザーが選択したファイル名を扱いたい場合は getSubmittedFileNameを使う必要があります。 この役割分担を意識することで、 バグや誤解を防ぎ、読みやすいServletコードを書くことができます。

以下は、記事全体の内容を踏まえた簡単なサンプルプログラムです。 これまでに登場したクラスやアノテーション、HTMLタグと同じ流れで記述しています。


@WebServlet("/multiUpload")
@MultipartConfig
public class MultiUploadServlet extends HttpServlet {

    @Override
    protected void doPost(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response)
            throws ServletException, IOException {

        for (Part part : request.getParts()) {
            String formName = part.getName();

            if ("uploadFile".equals(formName)) {
                System.out.println("ファイル用フォームからの送信です: " + formName);
            } else if ("thumbnail".equals(formName)) {
                System.out.println("サムネイル用フォームからの送信です: " + formName);
            }
        }
    }
}

このように、フォームのname属性を基準に処理を分岐させることで、 複雑な画面構成でも安全にファイルアップロード処理を実装できます。 getNameメソッドは一見地味ですが、 Servletでmultipartリクエストを扱う上では欠かせない存在です。 基本を押さえておくことで、後からフレームワークを使う場合にも理解がスムーズになります。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「今回のまとめで、getNameメソッドがフォームのname属性を取得するためのものだって、 かなりはっきり理解できました。 最初はファイル名を取るメソッドだと勘違いしていました。」

先生

「そこは多くの人がつまずくポイントですね。 getNameはフォーム側の設計と結びつく情報なので、 プログラムの制御に使う意識を持つと理解しやすくなります。」

生徒

「複数のファイルをアップロードするときに、 request.getPartsで回してgetNameで判定する方法は、 実務でもそのまま使えそうだと感じました。」

先生

「その通りです。 フォーム構造を意識しながらServletを書くクセをつけると、 後から見返したときにも理解しやすいコードになりますよ。」

生徒

「getSubmittedFileNameとの違いも整理できたので、 どの場面でどのメソッドを使うべきか迷わなくなりました。」

先生

「それは大きな前進ですね。 基本を正しく理解していれば、 Springなどの上位フレームワークに進んでも応用が利きます。 今回の内容はしっかり身につけておきましょう。」

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