カテゴリ: Spring 更新日: 2025/12/23
PR
独学でJavaを学んでいる方向け
「実務レベルに到達できるか不安」「1人だと詰まることが多い」場合は、 実践重視で学べる環境を一度確認しておくのも一つの手です。
EBAエデュケーション |学習内容・サポートを見る

Spring Securityでヘッダー強化を設定しよう!HSTS・X-Content-Type-Options・Referrer-Policyを初心者向けに解説

ヘッダー強化:HSTS/X-Content-Type-Options/Referrer-Policy の設定
ヘッダー強化:HSTS/X-Content-Type-Options/Referrer-Policy の設定

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Spring Securityでセキュリティヘッダーを強化したいんですが、何を設定すればいいですか?」

先生

「それは重要なポイントですね。特にHSTSX-Content-Type-OptionsReferrer-Policyの3つは初心者でもすぐに設定できて効果的ですよ。」

生徒

「それらをSpring Securityでどうやって設定するのか教えてください!」

先生

「それでは順番に、実装方法とセキュリティ効果を見ていきましょう!」

1. Spring Securityでのヘッダー設定の基本

1. Spring Securityでのヘッダー設定の基本
1. Spring Securityでのヘッダー設定の基本

Spring Securityでは、HTTPヘッダーを使ってセキュリティを強化することが可能です。SecurityFilterChain内でheaders()メソッドを使い、さまざまなセキュリティヘッダーを定義できます。

ヘッダーを正しく設定することで、XSSやクリックジャッキング、コンテンツタイプ偽装、HTTPダウングレード攻撃など、さまざまな脅威を防ぐことができます。

2. HSTS(HTTP Strict Transport Security)を設定する

2. HSTS(HTTP Strict Transport Security)を設定する
2. HSTS(HTTP Strict Transport Security)を設定する

HSTS(エイチエスティーエス)とは、ブラウザにHTTPSのみでの接続を強制させるセキュリティ機能です。HTTPダウングレード攻撃を防ぐうえで非常に有効です。

Spring Securityでは、http.headers().httpStrictTransportSecurity()で簡単に設定できます。


@Bean
public SecurityFilterChain securityFilterChain(HttpSecurity http) throws Exception {
    return http
        .headers(headers -> headers
            .httpStrictTransportSecurity(hsts -> hsts
                .includeSubDomains(true)
                .maxAgeInSeconds(31536000)
            )
        )
        .build();
}

この設定により、すべてのサブドメインにもHSTSが適用され、最大1年間(31536000秒)HTTPS通信を強制します。

PR

将来を見据えて、+αのスキルを身につけたい方へ

JavaやLinuxを学んでいても、「このままで市場価値は上がるのか」 「キャリアの選択肢を広げたい」と感じる方は少なくありません。

AIを学ぶならアイデミープレミアム

3. X-Content-Type-Optionsヘッダーを設定してコンテンツ偽装を防ぐ

3. X-Content-Type-Optionsヘッダーを設定してコンテンツ偽装を防ぐ
3. X-Content-Type-Optionsヘッダーを設定してコンテンツ偽装を防ぐ

X-Content-Type-Optionsヘッダーを設定すると、ブラウザがMIMEタイプを勝手に推測して実行するのを防げます。これにより、HTMLファイルに埋め込まれた不正なスクリプトが実行されるリスクを減らせます。

Spring Securityでは、次のように設定します。


@Bean
public SecurityFilterChain securityFilterChain(HttpSecurity http) throws Exception {
    return http
        .headers(headers -> headers
            .contentTypeOptions(Customizer.withDefaults())
        )
        .build();
}

これによりX-Content-Type-Options: nosniffというヘッダーが付与され、MIMEスニッフィングが防止されます。

4. Referrer-Policyでリファラー情報の制御を行う

4. Referrer-Policyでリファラー情報の制御を行う
4. Referrer-Policyでリファラー情報の制御を行う

Referrer-Policyは、外部サイトへのリンクをクリックしたときに、どこまでのリファラー情報(前のページURL)を送信するかを制御するセキュリティヘッダーです。

たとえば、完全なURLを送信したくない場合や、セキュリティ上の理由で最小限にとどめたいときに有効です。


@Bean
public SecurityFilterChain securityFilterChain(HttpSecurity http) throws Exception {
    return http
        .headers(headers -> headers
            .referrerPolicy(policy -> policy
                .policy(ReferrerPolicyHeaderWriter.ReferrerPolicy.SAME_ORIGIN)
            )
        )
        .build();
}

SAME_ORIGINを指定することで、同一ドメイン間のみリファラー情報が送られ、外部ドメインには情報が漏れません。

5. 3つのセキュリティヘッダーをまとめて設定する

5. 3つのセキュリティヘッダーをまとめて設定する
5. 3つのセキュリティヘッダーをまとめて設定する

実際の開発では、複数のセキュリティヘッダーを同時に設定することが多いです。Spring Securityのheaders()を活用すれば、シンプルにまとめて定義できます。


@Bean
public SecurityFilterChain securityFilterChain(HttpSecurity http) throws Exception {
    return http
        .headers(headers -> headers
            .httpStrictTransportSecurity(hsts -> hsts
                .includeSubDomains(true)
                .maxAgeInSeconds(31536000))
            .contentTypeOptions(Customizer.withDefaults())
            .referrerPolicy(policy -> policy
                .policy(ReferrerPolicyHeaderWriter.ReferrerPolicy.SAME_ORIGIN))
        )
        .build();
}

このように設定することで、HTTPS強制、MIMEタイプの偽装防止、リファラー情報制御の3つを同時に実現できます。

6. 設定したセキュリティヘッダーを確認する方法

6. 設定したセキュリティヘッダーを確認する方法
6. 設定したセキュリティヘッダーを確認する方法

設定したHTTPヘッダーが実際にレスポンスに含まれているか確認するには、ブラウザの開発者ツールやcurlコマンド、Postmanなどを使います。

たとえばcurlを使うと、次のようにレスポンスヘッダーを確認できます。


curl -I https://localhost:8080

出力結果の中に、次のような行が含まれていれば設定成功です。


Strict-Transport-Security: max-age=31536000 ; includeSubDomains
X-Content-Type-Options: nosniff
Referrer-Policy: same-origin

7. Spring Securityで設定できるその他のセキュリティヘッダー

7. Spring Securityで設定できるその他のセキュリティヘッダー
7. Spring Securityで設定できるその他のセキュリティヘッダー

今回紹介した3つのヘッダー以外にも、Spring Securityでは以下のようなセキュリティヘッダーを設定できます。

  • Content-Security-Policy:XSS対策に効果的
  • X-Frame-Options:クリックジャッキング対策
  • Permissions-Policy:ブラウザ機能の制限

これらを組み合わせて設定することで、Webアプリケーションのセキュリティレベルを大きく向上させることができます。

8. 初心者が注意すべきポイント

8. 初心者が注意すべきポイント
8. 初心者が注意すべきポイント

Spring Securityのセキュリティヘッダー設定はシンプルですが、設定ミスによって意図せず機能が動作しなかったり、逆に正当な通信がブロックされたりする場合もあります。

特に以下の点に注意してください:

  • 本番環境では必ずHTTPSを有効にする
  • テスト環境ではHSTSの影響でHTTPが使えなくなることに注意
  • ブラウザで設定が効いているか毎回確認する

Spring FrameworkやThymeleafを使った Webアプリ開発の全体像をやさしく理解したい人には、 この入門書が定番です。

Spring Framework超入門をAmazonで見る

※ Amazonアソシエイト・プログラムを利用しています

カテゴリの一覧へ
新着記事
PR

JavaやLinuxの検証環境に
低コストで使えるVPS

Thymeleafのth:blockの使い方を完全ガイド!初心者でもわかるテンプレートブロック管理
Thymeleafのth:selected属性の使い方を完全解説!初心者でもわかるセレクトボックス選択状態の指定方法
Spring MVCのルーティング設計をマスター!初心者向け@GetMappingと@PostMappingの基本と命名ルール
JSPのコメントタグとHTMLコメントの違いを徹底解説!初心者向けわかりやすい使い分け講座
PR 未経験からITエンジニアを目指す方へ

Javaを学んでいるけど、「このまま未経験で就職できるか不安」という20代向け。 学歴不問・無料サポートの就職支援という選択肢があります。

Tamesy |無料で面談予約
人気記事
No.1
Java&Spring記事人気No1
Spring BootとJavaの互換性一覧!3.5/3.4/3.3はJava 21・17に対応してる?
No.2
Java&Spring記事人気No2
JavaのArrayListクラスとgetメソッドを完全解説!初心者でもわかるリストの要素取得
No.3
Java&Spring記事人気No3
JavaのIntegerクラスparseIntメソッド完全ガイド!初心者でもわかる文字列から数値変換
No.4
Java&Spring記事人気No4
Spring BootのJakarta移行ガイド!初心者向けjavax→jakarta変更ポイント徹底解説
No.5
Java&Spring記事人気No5
Thymeleafのth:classappend属性の使い方を完全ガイド!初心者でもわかる動的クラス追加
No.6
Java&Spring記事人気No6
JavaのIntegerクラスの使い方を完全ガイド!初心者でもわかる整数操作
No.7
Java&Spring記事人気No7
JavaのHttpSessionを徹底解説!初心者でもわかるセッション管理の基本
No.8
Java&Spring記事人気No8
Springの@Componentアノテーションの使い方を徹底解説!初心者でもわかるSpring Boot入門
PR

ローカルPCに依存しない開発環境という選択肢

Java・Linuxの検証や学習環境を、クラウド上ですぐに用意できます。

Java入門

Javaの基礎を体系的に学びたい場合は、文法だけでなく 「なぜそう書くのか」まで丁寧に解説されているため、 初心者でも理解しやすい定番の1冊です。

スッキリわかるJava入門 第4版

※ 紙の書籍・電子書籍どちらでも購入できます

Java実践

ジェネリクス、enum、シールクラスなどの型設計から、 関数型プログラミング(ラムダ式・Stream API)、 JVM制御やリフレクション、外部ライブラリの活用までを扱っており、 「Javaを使えるレベル」へ進むための内容が網羅されています。

スッキリわかるJava入門 実践編 第4版

※ 紙の書籍・電子書籍どちらでも購入できます

Spring入門

Spring Frameworkの全体像から、 Webアプリ開発で必要となる主要機能までを 体系的に解説している定番の入門書です。

Spring徹底入門 第2版 Spring FrameworkによるJavaアプリケーション開発

※ 紙の書籍・電子書籍どちらでも購入できます

PR 実務経験のあるエンジニア向け

Javaなどの実務経験があり、次のキャリアを検討している方向け。 IT・ゲーム業界に特化した転職支援サービスという選択肢もあります。

転職ボックス |IT・ゲーム業界専門