カテゴリ: Spring 更新日: 2026/01/17

SpringのThymeleafでエラー表示する方法!フォームバインドとバリデーションを丁寧に解説

画面へのエラー表示:Thymeleaf の th:field とエラー強調表現
画面へのエラー表示:Thymeleaf の th:field とエラー強調表現

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Springのバリデーションで入力エラーが出たとき、画面にどうやって表示すればいいんですか?」

先生

「それにはThymeleafのth:fieldth:errorsを使いますよ。エラーの強調もBootstrapと組み合わせれば簡単です。」

生徒

「じゃあ、エラーが出た項目だけ赤くして、メッセージも出せるってことですか?」

先生

「その通りです。基本から順番に見ていきましょう!」

1. Springのフォームバインドとバリデーションの基本

1. Springのフォームバインドとバリデーションの基本
1. Springのフォームバインドとバリデーションの基本

Spring MVCでは、HTMLフォームからの入力値をJavaのオブジェクトにバインドできます。そして、JSR-303のバリデーションを組み合わせることで、入力チェックも自動で行えます。

まずはフォームクラスにバリデーションアノテーションを追加しましょう。


public class UserForm {

    @NotBlank(message = "ユーザー名を入力してください")
    private String username;

    @Email(message = "メールアドレスの形式が正しくありません")
    private String email;

    // getter / setter
}

このようにすることで、入力が空だったり形式が間違っていた場合に、エラーが発生します。

2. コントローラーでエラー処理を受け取る

2. コントローラーでエラー処理を受け取る
2. コントローラーでエラー処理を受け取る

コントローラーでは、@ValidatedBindingResultを使って、バリデーション結果を受け取ります。


@PostMapping("/register")
public String register(@ModelAttribute("form") @Validated UserForm form, BindingResult result) {
    if (result.hasErrors()) {
        return "form";
    }
    return "success";
}

エラーがある場合は再度フォーム画面に戻し、エラーメッセージを表示します。

3. Thymeleafでのエラー表示:th:fieldとth:errors

3. Thymeleafでのエラー表示:th:fieldとth:errors
3. Thymeleafでのエラー表示:th:fieldとth:errors

Thymeleafでは、Springのフォームオブジェクトと連携して、フィールドごとのエラー表示が可能です。フォーム入力欄にはth:fieldを使います。


<form th:action="@{/register}" th:object="${form}" method="post">
    <div class="mb-3">
        <label for="username" class="form-label">ユーザー名</label>
        <input type="text" th:field="*{username}" class="form-control" />
        <div th:if="${#fields.hasErrors('username')}" th:errors="*{username}" class="text-danger"></div>
    </div>

    <div class="mb-3">
        <label for="email" class="form-label">メールアドレス</label>
        <input type="email" th:field="*{email}" class="form-control" />
        <div th:if="${#fields.hasErrors('email')}" th:errors="*{email}" class="text-danger"></div>
    </div>

    <button type="submit" class="btn btn-primary">登録</button>
</form>

th:fieldは、Springのバインド情報に従ってnameid属性も自動設定してくれる便利な属性です。

4. エラーのある入力欄を強調表示する

4. エラーのある入力欄を強調表示する
4. エラーのある入力欄を強調表示する

エラーがある項目を視覚的にわかりやすくするためには、Bootstrapのis-invalidクラスを使います。


<input type="text" 
       th:field="*{username}" 
       th:classappend="${#fields.hasErrors('username')} ? ' is-invalid'" 
       class="form-control" />

th:classappendを使えば、条件に応じてクラスを追加できるため、エラーがあるときだけis-invalidが付与されます。

5. th:errorsでメッセージを表示する方法

5. <code>th:errors</code>でメッセージを表示する方法
5. th:errorsでメッセージを表示する方法

th:errorsは、フィールドごとに発生したエラーメッセージを表示するための属性です。1つのフィールドに複数の制約をつけている場合でも、自動ですべて表示されます。


<div th:errors="*{email}" class="text-danger"></div>

この要素は、エラーがあるときだけ表示され、なければ出力されません。条件分岐を書かなくても済むので便利です。

6. 全体のエラー表示:フォームレベルのバリデーション

6. 全体のエラー表示:フォームレベルのバリデーション
6. 全体のエラー表示:フォームレベルのバリデーション

フォーム全体に関するエラー(例:メールアドレスと確認用アドレスが一致しないなど)を表示したい場合は、globalErrorを使います。


<div th:if="${#fields.hasGlobalErrors()}" class="alert alert-danger">
    <ul>
        <li th:each="err : ${#fields.globalErrors()}" th:text="${err}"></li>
    </ul>
</div>

このようにすることで、入力フィールドに紐づかないエラーもユーザーに伝えることができます。

7. バリデーションエラー表示に関する注意点とコツ

7. バリデーションエラー表示に関する注意点とコツ
7. バリデーションエラー表示に関する注意点とコツ

画面にエラーを表示する際に注意すべきポイントを紹介します。

  • 入力欄の下にエラーを表示すると、ユーザーがすぐに気づきやすくなります
  • 赤色の強調やアイコンを組み合わせると、視覚的な注意喚起になります
  • プレースホルダーで補足説明を書いても、エラーの補助にはなります

ユーザビリティとセキュリティの両面で、エラーメッセージはとても大切な要素です。SpringとThymeleafを使えば、バリデーションエラーの表示は柔軟かつ簡単に実現できます。

Spring FrameworkやThymeleafを使った Webアプリ開発の全体像をやさしく理解したい人には、 この入門書が定番です。

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