カテゴリ: Servlet 更新日: 2025/06/03

サーブレットとJSPの違いとは?初心者向けにわかりやすく解説!

サーブレットと JSP の違いとは?
サーブレットと JSP の違いとは?

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「JavaのWebアプリ開発で、サーブレットとJSPってよく出てくるんですが、どう違うんですか?」

先生

「良いところに気づいたね。サーブレットとJSPはどちらもJavaを使ったWebアプリケーションの技術だけど、役割が違うんだ。」

生徒

「具体的に何が違うんですか?どっちを使えばいいのか迷っちゃって…」

先生

「それじゃあ、サーブレットとJSPの違いについて、初心者でもわかるように順番に説明していこう。」

1. サーブレットとは?

1. サーブレットとは?
1. サーブレットとは?

サーブレットとは、Javaで書かれたサーバーサイドプログラムのことです。主にWebブラウザからのリクエストを受け取って処理し、HTMLなどのレスポンスを返す役割を持ちます。Javaのクラスとして定義され、javax.servletjavax.servlet.httpパッケージを使って開発します。

Webアプリケーションの「ロジック処理(計算、データベース操作など)」を担当するのがサーブレットです。

2. JSPとは?

2. JSPとは?
2. JSPとは?

JSP(JavaServer Pages)は、HTMLの中にJavaコードを埋め込むことで、動的にページを生成できる仕組みです。JSPファイルは.jspという拡張子で保存され、見た目の部分(ビュー)を作成するのに適しています。

Webページに表示するレイアウトやデザインを、HTMLと一緒に書きたいときに便利です。JSPは内部的にはサーブレットに変換されて動作しています。

3. サーブレットとJSPの役割の違い

3. サーブレットとJSPの役割の違い
3. サーブレットとJSPの役割の違い

サーブレットとJSPは役割が異なります。簡単に言うと、サーブレットは「裏方」、JSPは「表舞台」です。

  • サーブレット: ロジック処理(データ取得・計算・分岐など)を行う。
  • JSP: 表示処理(HTMLの生成、画面表示)を担当する。

このように、処理と表示を分けることで、プログラムの見通しがよくなり、保守もしやすくなります。

4. 実際の使い分けの例

4. 実際の使い分けの例
4. 実際の使い分けの例

例えば、ユーザーがログインフォームからIDとパスワードを入力したとします。このときの流れは以下のようになります。

  1. JSPファイルでログインフォームを表示
  2. フォーム送信 → サーブレットが受け取る
  3. サーブレットがID・パスワードをチェック
  4. 結果に応じて、成功ページ(JSP)またはエラーページ(JSP)を表示

このように、入力を処理するのはサーブレット、結果を表示するのはJSPという分担になります。

5. サーブレットの基本コード例

5. サーブレットの基本コード例
5. サーブレットの基本コード例

以下は、サーブレットの基本的な構造です。


import java.io.*;
import javax.servlet.*;
import javax.servlet.http.*;

public class HelloServlet extends HttpServlet {
    protected void doGet(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response)
            throws ServletException, IOException {
        response.setContentType("text/html; charset=UTF-8");
        PrintWriter out = response.getWriter();
        out.println("<html>");
        out.println("<body>");
        out.println("<h1>こんにちは、サーブレット!</h1>");
        out.println("</body>");
        out.println("</html>");
    }
}

6. JSPの基本コード例

6. JSPの基本コード例
6. JSPの基本コード例

以下は、JSPファイルの簡単な例です。


<html>
<head>
    <title>JSPサンプル</title>
</head>
<body>
    <h1>こんにちは、JSP!</h1>
    <p>今日の日付:<%= new java.util.Date() %></p>
</body>
</html>

7. サーブレットとJSPのメリット・デメリット

7. サーブレットとJSPのメリット・デメリット
7. サーブレットとJSPのメリット・デメリット

どちらも一長一短あります。初心者の方は、この表を参考にしてください。

項目 サーブレット JSP
開発のしやすさ コードが長くなりがち HTML中心で直感的に作れる
処理速度 高速 やや遅い(コンパイル処理あり)
主な役割 処理・制御 画面表示

8. サーブレットとJSPの使い分けまとめ

8. サーブレットとJSPの使い分けまとめ
8. サーブレットとJSPの使い分けまとめ

JavaのWebアプリ開発において、サーブレットとJSPはセットで使うことが多いです。

  • サーブレット:ロジック処理やリクエスト処理を担当
  • JSP:ユーザーに見せる画面の構築に適している

どちらか一方ではなく、役割を理解して両方を組み合わせるのがポイントです。

9. まとめ

9. まとめ
9. まとめ

ここまで、JavaのWebアプリケーション開発に欠かせない「サーブレット」と「JSP」の違いや役割分担について、初心者向けにやさしく解説してきました。サーブレットはJavaのクラスで構成され、主に処理や制御、データベースとの連携、ビジネスロジックを担当します。一方、JSPはHTMLにJavaコードを埋め込んで、ユーザーに表示する画面(ビュー)を作るのに適している技術です。

このように、JavaのサーブレットとJSPは、処理と表示の役割を明確に分けることによって、プログラム全体の保守性や可読性が向上します。Webアプリケーションを構築するときには、サーブレットで処理を行い、JSPで結果を表示する、というように役割を意識して使い分けることが重要です。

実際の開発現場では、JSPとサーブレットを組み合わせるのが基本ですが、より複雑なシステムや保守性を重視するプロジェクトでは、MVC(Model-View-Controller)アーキテクチャを取り入れることが一般的です。MVCでは、モデルがデータ、ビューがJSP、コントローラーがサーブレットとして機能することで、それぞれの責務が明確になります。

さらに、JavaでのWeb開発はこのJSPとサーブレットを基礎にして、より進化したフレームワーク(Spring FrameworkやSpring Bootなど)へと発展していきます。今回の学びをしっかり理解しておくことで、将来的に高度な開発にもスムーズにステップアップすることができるでしょう。

最後に、もう一度サーブレットとJSPの違いを簡単なサンプルコードで振り返ってみましょう。


import java.io.*;
import javax.servlet.*;
import javax.servlet.http.*;

public class SampleServlet extends HttpServlet {
    protected void doPost(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response)
            throws ServletException, IOException {
        String name = request.getParameter("name");
        response.setContentType("text/html; charset=UTF-8");
        PrintWriter out = response.getWriter();
        out.println("<html><body>");
        out.println("<h2>こんにちは、" + name + "さん!</h2>");
        out.println("</body></html>");
    }
}

<form action="sample" method="post">
    名前:<input type="text" name="name">
    <input type="submit" value="送信">
</form>
先生と生徒の振り返り会話

生徒

「サーブレットとJSPの違い、だいぶハッキリわかるようになりました!」

先生

「それは良かった!JavaのWebアプリケーションでは、処理と表示をしっかり分けることがとても大事なんだ。」

生徒

「サーブレットでリクエスト処理して、JSPで結果を表示するっていう流れがよく理解できました。」

先生

「この基礎が理解できれば、次のステップであるMVCフレームワークやSpringにもスムーズに入っていけるよ。検索キーワードも『Java サーブレット JSP 違い』『Java Web 開発 初心者』『JSP とは』『サーブレット とは』などを覚えておくと、学習にも役立つよ。」

生徒

「ありがとうございます!これからもっと深く学んでいきます!」

この記事を読んだ人からの質問

この記事を読んだ人からの質問
この記事を読んだ人からの質問

プログラミング初心者からのよくある疑問/質問を解決します

サーブレットとは何ですか?JavaでWebアプリケーションを作るときにどう使うのか教えてください。

サーブレットとは、Javaで書かれたサーバーサイドプログラムのことです。主にWebブラウザから送られてくるリクエストを受け取り、処理して、HTMLなどのレスポンスを返します。JavaのWebアプリケーション開発では、データの受け取りや処理など「裏方のロジック処理」を担当する重要な役割を持っています。

JSPとは何ですか?JavaのWebアプリでどんな場面で使うのか具体的に知りたいです。

JSP(JavaServer Pages)は、HTMLの中にJavaコードを埋め込んで動的なWebページを生成する技術です。主に画面表示を行うために使われ、ユーザーに見せるビュー(画面部分)を担当します。ログイン画面やエラーメッセージの表示など、HTMLの表示を動的にしたい場面でJSPは活躍します。

JavaのサーブレットとJSPの違いを初心者向けに簡単に教えてください。

JavaのサーブレットとJSPは、どちらもWebアプリ開発で使われる技術ですが、役割が違います。サーブレットはデータの処理やリクエストの制御など「ロジック」を担当し、JSPはその結果を画面に表示する「ビュー」を担当します。処理と表示を分けることで、保守しやすくなります。

Java Webアプリ開発で、サーブレットとJSPはどちらを先に勉強するべきですか?

初心者の方には、まずJSPで画面表示の仕組みを学び、そのあとにサーブレットでリクエスト処理やJavaのクラス構造に触れるのが理解しやすい順序です。両方の違いと役割を知ったうえで学習を進めることで、Webアプリの全体像がつかみやすくなります。

サーブレットとJSPは一緒に使わないといけないのですか?サーブレットだけ、またはJSPだけではダメですか?

サーブレットだけ、またはJSPだけでもWebアプリは動作しますが、適切に分担して使うことで保守性や開発効率が大きく向上します。実際の開発現場では、サーブレットで処理し、JSPで結果を表示するという役割分担が基本です。どちらかだけでは機能が偏ってしまいます。

Javaのサーブレットでフォームのデータを受け取る処理ってどうやって行われますか?

フォームのデータは、サーブレットのdoPostdoGetメソッド内で、request.getParameter()を使って受け取ります。たとえば、ログインフォームの「ユーザー名」や「パスワード」などを受け取り、認証処理を行う場合に活用されます。

JSPはHTMLの中にJavaコードを書くってありますが、セキュリティ的に問題はないのですか?

基本的にJSPはJavaのコードをHTMLに埋め込んで動的に出力しますが、ロジック処理を過度に埋め込むと可読性や保守性が下がり、セキュリティリスクも生じやすくなります。JSPでは最低限の表示処理のみに留め、ロジック処理はサーブレットや別のJavaクラスに分離するのがセキュアな設計です。

Java Webアプリ開発で、MVCモデルってよく聞きますが、サーブレットとJSPはどう関係しますか?

MVCモデルとは、「Model(データ)」「View(表示)」「Controller(制御)」に分けて開発する設計手法です。Javaでは、ModelはJavaBeansなど、ViewはJSP、Controllerはサーブレットが担当します。JSPとサーブレットを使うことで、MVC構成を実現できます。

JavaのWebアプリで表示速度を改善したいのですが、サーブレットとJSPのどちらが高速ですか?

基本的に処理速度はサーブレットのほうが高速です。JSPは最初にサーブレットに変換されてから動作するため、初回はやや遅くなります。しかし、一度コンパイルされるとキャッシュされるので、2回目以降はそれほど差はありません。処理が重い部分はサーブレットに任せるのが一般的です。

初心者でもJavaのサーブレットとJSPを使って簡単なWebアプリケーションを作ることはできますか?

はい、できます。最初はログインフォームやお問い合わせフォームなど、簡単なWebアプリケーションを作るところから始めましょう。JSPで画面を作り、サーブレットで入力データを受け取り処理する構成なら、初心者でも取り組みやすく学習効果も高いです。

JSPとHTMLの違いは何ですか?どちらを使えばよいですか?

HTMLは静的なページを表示するためのマークアップ言語で、内容が固定されています。JSPはJavaのコードを埋め込むことで、動的に内容を変更して表示できます。ユーザーごとに異なる内容を表示したい場合や、データベースと連携する場合はJSPのほうが適しています。

サーブレットやJSPの基礎を体系的に理解したい人には、 定番の入門書がこちらです。

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