カテゴリ: Spring 更新日: 2026/04/03

Spring Bootプロジェクトの作成ガイド!EclipseとGradleを使った初心者向け手順

Spring Bootプロジェクトの作成
Spring Bootプロジェクトの作成

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Spring BootのプロジェクトをJavaで作りたいんですが、どうやって始めればいいですか?」

先生

「いい質問ですね!Spring Bootはウェブアプリケーションを簡単に作成できるフレームワークです。EclipseとGradleを使ったプロジェクトの作成方法について説明していきましょう。」

生徒

「どんな設定が必要なんでしょうか?」

先生

「依存関係としてSpring WebThymeleafSpring Boot DevToolsを追加しておくと便利ですよ。」

1. Spring Bootプロジェクトの作成方法

「1. Spring Bootプロジェクトの作成方法」の重要ポイントを、初心者の方にも分かりやすく簡潔に解説します。

1. Spring Bootプロジェクトの作成方法
1. Spring Bootプロジェクトの作成方法

まずは「Spring Bootのプロジェクトをひとつ用意する」ところから始めます。プロジェクトとは、これから作っていくJavaファイルや設定ファイルをひとまとめにした「作業フォルダ」のようなものです。ここで土台をしっかり用意しておくと、あとから画面や機能を追加しやすくなります。

今回の手順では、Java初心者の方でも使いやすい統合開発環境であるEclipseと、ビルドや依存関係の管理を自動化してくれるGradleを組み合わせて、Spring Bootプロジェクトを作成していきます。難しい設定ファイルをいちから書かなくても、ウィザードに沿って入力するだけで、すぐに実行できるアプリケーションのひな型が完成します。

プロジェクト作成の流れは、ざっくり次のようなイメージです。

  • 新しいSpring Bootプロジェクトを作成する
  • プロジェクト名やパッケージ名、Javaのバージョンを指定する
  • Webアプリで使う機能(Spring WebやThymeleafなど)を依存関係として追加する

最終的には、次のような「メインクラス」が自動生成された状態からスタートできます。


@SpringBootApplication
public class DemoApplication {

    public static void main(String[] args) {
        SpringApplication.run(DemoApplication.class, args);
    }

}

今はこのコードの細かい意味が分からなくても問題ありません。「アプリを起動するための入り口」としてSpring Bootが自動で用意してくれるものだ、とざっくり覚えておけば大丈夫です。この土台となるプロジェクトを、次の章ではEclipseの画面操作を追いながら実際に作っていきましょう。

2. EclipseでのSpring Bootプロジェクト作成

2. EclipseでのSpring Bootプロジェクト作成
2. EclipseでのSpring Bootプロジェクト作成

ここからは、実際にEclipseの画面を操作しながらSpring Bootプロジェクトを作成していきます。少し手順は多そうに見えますが、流れさえ覚えてしまえば毎回同じ操作なので、ひとつずつゆっくり確認していきましょう。

イメージとしては、「新しいフォルダを作る → 名前を付ける → どんな機能を使うか選ぶ」という順番です。複雑なコマンドを打つ必要はなく、ボタンや入力欄を順番に進めるだけで、Spring Bootのプロジェクトが自動で出来上がります。

次の手順に従って、Eclipseで新規プロジェクトを作成します。

  • ステップ1: Eclipseを起動し、画面左上のメニューからファイルをクリックし、新規 > その他を選択します。新しいプロジェクトの種類を選ぶためのウィンドウが開きます。
  • ステップ2: 一覧の中からSpring Starter Projectを選び、次へをクリックします。もし見つからない場合は、検索欄に「spring」と入力して候補を絞り込むと探しやすくなります。
  • ステップ3: プロジェクト名やパッケージ名、Javaのバージョンを入力します。ここで後から見て分かりやすい名前を付けておくと管理しやすくなります。ビルドツールにはGradleを選択します。これにより、必要なライブラリのダウンロードやビルドが自動化されます。
  • ステップ4: 依存関係の設定画面では、今回のサンプルで使いたい機能として次の3つを追加します。
    • Spring Web: Webブラウザからアクセスできるアプリケーションを作るための基本機能です。
    • Thymeleaf: HTML画面をテンプレートとして扱うための機能で、「見た目」を作るときに使います。
    • Spring Boot DevTools: プログラムを修正したときに自動で再起動してくれる便利ツールで、開発中の試行回数が多いときにとても役立ちます。
  • ステップ5: 内容を確認したら完了をクリックします。しばらくすると、左側のパッケージ・エクスプローラーに新しいプロジェクトが表示され、必要なファイルやフォルダが一式自動生成されます。

ここまでできれば、「Spring Bootアプリを作るための箱」が整った状態です。まだ画面や機能は何も作っていませんが、すでにSpring Bootとして動作できる最小構成が準備されています。次の章では、このプロジェクトの中身を支えるGradleの設定ファイルを見ながら、どのようにライブラリが管理されているのかを確認していきましょう。

3. Gradleによるプロジェクト構成

3. Gradleによるプロジェクト構成
3. Gradleによるプロジェクト構成

Spring Bootプロジェクトでは、アプリがどんな機能を使うのか、どのバージョンで動かすのかといった設定をすべてbuild.gradleというファイルで管理します。最初は少し難しく見えるかもしれませんが、「アプリに必要な道具をまとめておくチェックリスト」のようなものだと考えると理解しやすくなります。

たとえば、Web画面を表示したいならSpring Web、テンプレートでHTMLを描画したいならThymeleaf、開発を効率化したいならDevToolsといった具合に、必要な機能を順番に追加していきます。Gradleはこれらを自動でダウンロードしてくれるので、複雑な準備を自分で行う必要はありません。


plugins {
    id 'org.springframework.boot' version '2.5.4'
    id 'io.spring.dependency-management' version '1.0.11.RELEASE'
    id 'java'
}

group = 'com.example'
version = '0.0.1-SNAPSHOT'
sourceCompatibility = '11'

repositories {
    mavenCentral()
}

dependencies {
    implementation 'org.springframework.boot:spring-boot-starter-web'
    implementation 'org.springframework.boot:spring-boot-starter-thymeleaf'
    developmentOnly 'org.springframework.boot:spring-boot-devtools'
    testImplementation 'org.springframework.boot:spring-boot-starter-test'
}

tasks.named('test') {
    useJUnitPlatform()
}

上の設定では、Spring WebでWebページを扱い、ThymeleafでHTMLを動的に作り、DevToolsで変更をすぐに反映できる環境を整えています。特にDevToolsは、プログラムを書き換えるたびに自動で再起動してくれるため、初心者の方でも「変更したのに表示が戻らない…」と悩まずに済む便利な仕組みです。

Gradleの役割は「必要な機能をまとめて準備し、常に正しい状態で動くように管理すること」です。プロジェクトを作っていくうえで欠かせない重要な部分なので、まずはこのファイルが“設定の中心”であると覚えておくと後の学習がぐっと楽になります。

4. Spring Bootプロジェクトの起動と確認

「4. Spring Bootプロジェクトの起動と確認」の重要ポイントを、初心者の方にも分かりやすく簡潔に解説します。

4. Spring Bootプロジェクトの起動と確認
4. Spring Bootプロジェクトの起動と確認

プロジェクトの設定が完了したら、Spring Bootアプリケーションを起動します。Eclipseでは以下のように操作して実行できます。

  • 手順1: プロジェクトを右クリックし、実行 > Spring Bootアプリケーションとして実行を選択します。
  • 手順2: ブラウザを開き、http://localhost:8080にアクセスしてアプリケーションが起動していることを確認します。

これでHello, World!のような基本の表示ができるようになり、Spring Bootプロジェクトが正しく動作していることを確認できます。

5. Spring Web、Thymeleaf、Spring Boot DevToolsの詳細

5. Spring Web、Thymeleaf、Spring Boot DevToolsの詳細
5. Spring Web、Thymeleaf、Spring Boot DevToolsの詳細

ここでは、依存関係で追加した3つのライブラリの役割について詳しく説明します。

  • Spring Web: Spring Bootでウェブアプリケーションを作成するための基本的なモジュールで、REST APIを簡単に構築できます。
  • Thymeleaf: 動的なHTMLページを生成するためのテンプレートエンジンで、HTMLファイル内で変数を使うことができます。
  • Spring Boot DevTools: 開発支援ツールで、コード変更時に自動リロードができるため、効率的な開発が可能です。

これらの依存関係を利用することで、簡単にWebページを作成し、変更を即座に反映できるため、初学者にとっても取り組みやすい環境が整います。

6. まとめ

6. まとめ
6. まとめ

この記事では、Spring Bootを使用したプロジェクト作成の基本手順を解説しました。EclipseGradleを使うことで、初心者でも簡単にウェブアプリケーションの開発を始められます。Spring WebThymeleafといった依存関係を追加することで、ダイナミックなHTMLページやREST APIの開発もスムーズに行えます。

また、Spring Boot DevToolsを利用することで、コードの変更を即座に反映する自動リロード機能を活用でき、開発効率が大幅に向上します。build.gradleを使った依存関係の管理やプロジェクトの構成についても学びました。

以下に、今回の記事を元に作成されたHello, World!アプリケーションのサンプルコードを掲載します。Spring Bootのプロジェクト作成から起動までの流れを復習してください。


import org.springframework.boot.SpringApplication;
import org.springframework.boot.autoconfigure.SpringBootApplication;
import org.springframework.web.bind.annotation.GetMapping;
import org.springframework.web.bind.annotation.RestController;

@SpringBootApplication
public class SummaryApplication {

    public static void main(String[] args) {
        SpringApplication.run(SummaryApplication.class, args);
    }

    @RestController
    class HelloController {
        @GetMapping("/")
        public String hello() {
            return "Hello, World! Spring Bootで簡単なアプリケーションを作成!";
        }
    }
}

このコードでは、@SpringBootApplication@RestControllerを使用し、Spring Bootアプリケーションを簡潔に構築しています。ブラウザでhttp://localhost:8080にアクセスすると、「Hello, World!」が表示されます。

Spring Bootは、初期設定が簡単で、初心者でも実用的なウェブアプリケーションを短期間で作成することが可能です。ぜひこの記事を参考に、初めてのSpring Bootプロジェクトに挑戦してみてください。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「Spring Bootのプロジェクト作成は思ったより簡単でした!EclipseとGradleを使えば、すぐに開発が始められますね。」

先生

「その通りです。特にSpring Bootは、デフォルト設定が豊富で、初心者にも使いやすい設計になっています。」

生徒

「Gradleのbuild.gradleファイルで依存関係を管理するのも便利でした。自動リロード機能も役に立ちます!」

先生

「そうですね。DevToolsのおかげで、コードを変更するたびにアプリケーションを再起動する手間が省けます。」

生徒

「次はThymeleafを使って、動的なHTMLページを作成してみたいと思います!」

先生

「それは良いですね。Spring BootとThymeleafを組み合わせることで、もっと複雑で楽しいアプリケーションを作成できるようになりますよ。」

この記事を読んだ人からの質問

「この記事を読んだ人からの質問」の重要ポイントを、初心者の方にも分かりやすく簡潔に解説します。

この記事を読んだ人からの質問
この記事を読んだ人からの質問

プログラミング初心者からのよくある疑問/質問を解決します

Spring Bootとは何ですか?Javaのフレームワークとしてどのような利点がありますか?

Spring Bootは、Javaのフレームワークで、ウェブアプリケーションの作成を簡素化するためのツールです。設定が簡略化され、依存関係の追加や自動設定機能により、迅速にアプリケーションを構築できます。

EclipseでSpring Bootプロジェクトを作成する際に必要な手順を教えてください。

Eclipseを使用してSpring Bootプロジェクトを作成するには、Spring Starter Projectを選び、プロジェクト名や依存関係を設定するだけで簡単に始められます。

Gradleとは何ですか?Spring Bootプロジェクトでどのように利用しますか?

Gradleは、ビルドツールとしてSpring Bootプロジェクトの依存関係や設定を管理するために使用します。build.gradleファイルで必要なライブラリを指定することで、プロジェクトが正しく動作します。

Spring Boot DevToolsはどのような場面で役に立ちますか?

Spring Boot DevToolsは、コード変更後にアプリケーションを自動で再起動する機能を提供します。開発中の効率を大幅に向上させる便利なツールです。

Thymeleafとは何ですか?どのような目的で使用されますか?

Thymeleafはテンプレートエンジンで、HTMLページに動的なデータを埋め込むために使用します。ウェブアプリケーションのフロントエンド開発に役立ちます。

Spring Webモジュールの役割は何ですか?

Spring Webは、REST APIの作成やウェブアプリケーションの構築を簡単にするモジュールで、Spring Bootプロジェクトでよく使用されます。

Spring Bootでプロジェクトを起動する手順を教えてください。

Spring Bootプロジェクトを起動するには、Eclipseでプロジェクトを右クリックし、「Spring Bootアプリケーションとして実行」を選択します。その後、ブラウザでhttp://localhost:8080にアクセスして動作確認が可能です。

Spring Bootと他のJavaフレームワーク(Struts、JSF)の違いは何ですか?

Spring Bootは、設定が簡単で自動設定機能を持つため、開発スピードが速いです。一方、StrutsやJSFは設定が多く、エンタープライズ向けの細かいカスタマイズが必要な場面で利用されます。

Spring Bootの依存関係はどのように管理しますか?

依存関係はGradleのbuild.gradleファイルで管理します。必要なライブラリを記述することで、自動的にプロジェクトに追加されます。

Spring Bootプロジェクトを効率よく作成するために必要なポイントは何ですか?

Spring Bootで効率的にプロジェクトを作成するには、必要な依存関係(Spring Web、Thymeleaf、DevToolsなど)を事前に設定し、自動設定機能を活用して開発時間を短縮することが重要です。
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